週刊少年マガジンで連載中「シャングリラフロンティア」第27話適材適所の世界観のあらすじをネタバレ解説します。
前回のあらすじ
サンラクたちは、セツナから《ユニーククエストEX》「此岸から彼岸へ愛を込めて」を受諾、開始し、墓守のウェザエモン打倒を誓うのだった。
ネタバレ解説
ここからは、結末、登場人物、あらすじ、感想と考察、まとめの順番で「シャングリラフロンティア」第27話適材適所の世界観の解説をします。
時間がない人は、結末だけ読んでもらえれば、次回に置いてかれずにすみますよ!
あらすじを読む際は、ぜひ、登場人物を一読して、イメージ膨らませてから読んでもらえるとうれしいです。
結末
サンラクはウェザエモンと戦うための訓練として、超加速攻撃バグゲーである、ベルセルクオンラインパッション(通称便秘ゲー)にログインする。
そこで出会ったドラゴンフライというPCと対戦。
バグ技の使いこなしを見せつけてやる! と意気込む。
登場人物
シャングリラフロンティア
サンラク、主人公。鳥あたま。
オイカッツオ、ネカマのナカマ。名誉3女。
エルム、うさぎさんNPC。
アーサー・ペンシルゴン、外道プレイ。中の人はカリスマモデル。
セツナ、女NPC。ウェザエモンの恋人。なぜか現代っぽい服装で、透明な幽霊。
ウェザエモン、セツナの恋人。凶悪ユニークモンスター。
ベルセルクオンラインパッション
サンラク、サンラクの便秘ゲーでのキャラクター。
ドラゴンフライ、新人。後のギルメン。秋津茜。中の人は女性。
現実
陽務家
楽郎、サンラクの中の人。
永華、母。虫マニア。
瑠美、妹。ファッションマニア。
仙次、父。釣りマニア。
その他
魚臣慧、オイカッツオの中の人。プロゲーマー。見た目女だけど、男。
天音永遠、売れっ子読者モデル。アーサー・ペンシルゴンの中の人。
あらすじ
サンラクの現実と家族
サンラクは、ログアウトすると、家族と食事をした。
毎週日曜日の朝と晩は、かならず家族全員で食事をするというルールが、
サンラクのリアルファミリー陽務家にはあるからだ。
家族は父、母、妹。
みんなそれぞれの趣味を持っていてそれに没頭していた。
変な家族。
それが一般的な印象だろうけれど、
サンラク(楽郎)には、とても居心地がよく健全な世界だった。
ベルセルクオンライン
食事が終わり、サンラクは趣味の世界へ戻る。
ウェザエモンとの戦いまであと2週間。
超速フレーム攻撃、即死範囲攻撃などのオンパレードであるウェザエモンと戦うために、
ベルセルクオンラインパッションという、バグで全攻撃がイカれた過疎ゲーにログイン、練習することにした。
過疎ゲー。
日曜だと言うのに、人がぜんぜんいない。
ラスボスで練習でもしようかとサンラクが思っていると、
対戦アイコンを出したキャラクター、ドラゴンフライがいた。
ラスボスも倒していない初心者だというが、
バグ技を器用に使いこなす。
サンラクは、思ったより手応えのある新人を目の前に、鼻息を荒くして喜ぶのであった。
「便秘ゲーの真髄を教えてやる!」
感想と考察
ゲームの練習のために、別ゲームをやる。
ゲームをやっている人からすると、あまりピンとこない光景かとおもいます。
とくに日本ではやっているゲームは、まあ、世界的にもなのかもしれませんけど、
esportと言われるジャンルではなくて、対戦型MMOの類はレベルが、いまでは戦闘力?ですかね
が、勝負の優劣を決めるのに大きな役割を果たします。
*LOLみたいなMOBAとかはレベル1スタートでペイトゥウィン要素がないためちがいますが。
だから、ゲームで強くなりたければ
そのゲームに多く課金し、そのゲームに多くの時間を費やす、これが鉄板なわけです。
しかし、今回のウェザエモン戦でいえば、その方法はとれません。
なぜなら、ウェザエモンはレベル差150を強制してくるモンスターです。
なので、レベルをいくらあげても、レベルを一定値まで下げられてしまうため、
レベルがその一定値50を超えても意味がないわけです。
そうなると、プレイヤースキルを磨かなきゃいけないわけですよね。
それでもふつうは、同じゲームをやったほうがいいにちがいありませんが、
たとえば、過去に最年少世界ランク1になった女子プロテニスプレイヤーのヒンギスの例があります。
彼女は最年少で世界一位になったわけだから、さぞテニス漬けの毎日を送っていたに違いない、と思われるでしょう。
しかし、彼女のコーチであり母の方針で、そうでもなかったようです。
具体的にはバスケットボールなど別の球技も多くやっていたのだとか。
テニスを強くなるために他の競技をするなら、テニスにその分時間を費やしたほうがいい気がしますよね。
でも、彼女のコーチであり母はそう考えませんでした。
テニスではテニスで使う筋肉、思考ばかり使ってしまう。
だから、ほかの競技をやらせて、テニスばかりやっている他のプレイヤーでは刺激されない筋肉を、思考を、脳を刺激することで、より高みをめざすのだ、と。
ほかにもいろいろ彼女の母のコーチ論は面白くてスキなのですが、まあ、こういうシーンを見ると思い出すわけです。
つまり、ゲームでも同じことがいえるのではないか、ということですね。
最近だと、呪術廻戦136話の夏油。加茂憲倫のセリフも思い浮かびます。
「自分から生まれるものは、自分の可能性の域をでることはない」
つまり、シャンフロの中で身につくスキルは、シャンフロで学べる範囲の域を超えることがないということです。
なので、彼は、サンラクは、それを無自覚に理解し、
シャンフロで攻略されないユニークモンスターを攻略する鍵として、別の可能性を別のゲームに求めたのかも知れませんね。
その効果はいかに!
次回もたのしみにしてます。
まとめ
今回は、週刊少年マガジンで連載中「シャングリラフロンティア」第27話適材適所の世界観のネタバレをまとめました!
ぜひ、マンガでも読んでみてくださいね!
マンガを読んだ上でのコメントや、考察お待ちしてます!