【転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます】ALL-or-NOTHING 終焉屈折波動体(ミミッ君)ネタバレ解説|漫画版の正体ミシック、ロイドとの異世界対決の結末とその後

転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めますの漫画版(マガポケ連載、作画 石沢庸介)に登場する、七群(7つの魔物の群れ)を率いるSS級ダンジョンボスのうち、宝箱の姿をした1体を取り上げます。
終焉屈折波動体(しゅうえんくっせつはどうたい)は、スタンピード編で群れの一つを率いる、七群のダンジョンボスの1体です。公式記事や単行本の紹介文では「ミミッ君」と呼ばれ、スタンピード編の最後に主人公ロイドと異世界で一騎打ちをしました。この記事では、正体(真名ミシック)、能力、戦いの流れ、その後、元になったとされる読み切り『ミミック』を整理します。
ネタバレ警告:この記事は漫画版の第162〜211話(スタンピード編の後半)を中心に、第213話までの重大なネタバレを含みます。ミミッ君は原作のWeb版(小説家になろう版)には登場せず(書籍版の本文は未照合)、TVアニメ(第2期まで)にも登場していません。
この記事の基準:漫画版(マガポケ連載、作画 石沢庸介)を基準にしています。漫画本編のコマは照合していません。名前・読み・ダンジョン名・二つ名、話の題名と配信日、人気投票の結果は、マガポケの公式記事と配信一覧、講談社の巻紹介文(25巻は書店のページに載った紹介文)、作品の公式Xで確かめました。読み切り『ミミック』の掲載号は、雑誌の販売サイトの目次で確かめています。戦いの流れや技の中身は、読者の感想ブログ(BLACK SWAN 2nd GIG、第167〜225話)、英語版ファンWiki、日本語版Wikipedia、Yahoo!知恵袋の回答、読者ブログ「ひらたま」、YouTubeの解説動画(第三者のチャンネル「第七王子 / 解説&考察Ch」「第七王子サブチャンネル」「ナカトシOTKがキル」「ムーブル【アニメ・漫画解説】」、自動字幕)などの読者資料によるもので、本文では話数だけを添えます。資料によって説明が違う点と、1つの資料にしか出てこない点には、資料の名前を書きます。内容は2026年10月27日に確認したものです。
七群の7体の一覧とスタンピード編全体の流れは、七群のダンジョンボス7体のネタバレ解説にまとめています。
終焉屈折波動体(ミミッ君)の正体(結論)
- 七群のダンジョンボス:SS級ダンジョン「ダンジョンはじめました」のボス。二つ名は「ALL-or-NOTHING(オールオアナッシング)」(マガポケ公式記事のコマ)
- 正体:宝箱に入った異世界の魔物で、真名は「ミシック」(第207話)
- 強さ:単行本25巻の紹介文は「6世界最強の魔物」と呼ぶ。剣聖マルクオスを倒して棺に入れていた(第201話)
- 戦った相手:ロイド。舞台は魔力探知も届かない異世界(第201〜206話)。はっきりした勝敗はついていない
- 結末:第207話でマルクオスを返し、スタンピードで戦死したサルーム軍の兵を全員よみがえらせ、ロイドと別れる。その後の姿ははっきりしない。第211話の感想は「もしかしたら」に続けて冒険者の助っ人になりすますと書くが、推測まじりで、本編の場面かは読み分けられない。日本語版Wikipediaは話数を書かずに、撤退する部隊と出会い、落とし物としてギルドに連れ戻された場面を書く
- 元になったとされる作品:作画の石沢庸介による2016年の特別読み切り『ミミック』。日本語版Wikipediaは「原作者が2016年に描いた短編漫画」と書くが、公式に確かめられるのは作画担当の作品
周りの人物との関係は図1のとおりです。

基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公式の表記と読み | 終焉屈折波動体(しゅうえんくっせつはどうたい)。マガポケ公式記事(2025年5月3日の200話突破記念記事)が載せた紹介のコマによる |
| 通称・真名 | 通称ミミッ君(公式記事、25巻の紹介文)。真名ミシック(第207話) |
| ダンジョンと二つ名 | ダンジョンはじめました/ALL-or-NOTHING(公式記事のコマ)。25巻の紹介文では「6世界最強の魔物」 |
| 姿 | 木製で金の縁取りの宝箱。ふたの隙間から目がのぞく(公式記事のコマ)。第206話では箱の外の人の姿も描かれる |
| 初登場 | 第162話「大陸門で!」(2024年3月16日)の最終ページ(7体の姿が一部だけ描かれる)。第163話「七群」(2024年4月6日)で7体が紹介される(公式記事の紹介のコマに話数の記載はない。英語版ファンWikiは初登場を第163話とする) |
| 戦った相手と結末 | ロイド(第201〜206話)。討伐されず、マルクオスを返し戦死者を蘇生してロイドと別れる(第207話) |
| 人気投票 | マガポケ第4回キャラ人気投票(2025年5月)で13位・400票(投票名は「終焉屈折波動体」) |
公式記事のコマには「ダンジョンはじめました/ダンジョンボス/SS級/ALL-or-NOTHING/終焉屈折波動体」の順に文字が並び、宝箱の横に「……?」という吹き出しがあります。このダンジョンはのどかな草原にある平凡なダンジョンで、入口には「やってます」というのぼりが立ち、入って10秒でボス部屋に着きます。それでも誰も攻略できていないのは、ボスが強すぎるからでした(読者ブログ「ひらたま」の説明)。
能力・技
技の名前は読者資料の表記です。
| 能力・技 | 内容 | 話数 |
|---|---|---|
| 魔力を遮断する箱 | 箱に入って魔力を完全に遮断し、存在を感知されなかった。英語版ファンWikiは、魔力の漏れを防ぐ特別な魔道具で、使わないと誰も近づいてこないからだと説明する | 第201話 |
| 異世界転移 | ロイドを異世界へ連れ出し、第205話では自分もこれで逃れようとした | 第201・202・205話 |
| 万能薬 | ロイドの魔力の「蛇口」が壊れているのを見抜き、なんでも治す薬を飲ませた | 第202話 |
| 終焉屈折系統魔術 | ミミッ君の魔術の系統。感想ブログは「マルクオスも一撃で倒すくらい」と書く。第207話の感想では「終焉屈折系魔術」と表記がゆれる | 第203・207話 |
| 祭壇なしの大魔術 | ロイドが祭壇を使って撃つ祭壇魔術と同じくらいの魔術を、祭壇なしで撃つ。解説動画は、大きな骸骨の口から光線を放つ技と説明する | 第204話 |
| 終焉屈折領域魔術「王世」 | 第204話の題名「王世(キミガヨ)」の魔術。領域の中ではあらゆるものの属性が反転し、ロイドも女の子の姿にされた。感想ブログは、実際はロイドの魔術を放ったそばから無効化する演算をかけている「らしい」と書く | 第204話 |
| 棺と蘇生 | マルクオスを棺に入れて保持していた。第207話では「終焉屈折系魔術 全員 生死屈折 肆ノ世界(ほしいままのせかい)」で戦死者を遺体からよみがえらせた | 第201・207話 |
戦いの流れ(第162〜211話)
話数順の流れは図2のとおりです。

第162〜200話:七群のダンジョンボスの1体として紹介される
第162話の最終ページには7体のボスの姿を一部ずつ描いたコマが並び、その一つが宝箱です(マガポケ公式記事 2026年4月11日に載った画像)。続く第163話の題名が「七群」です。公式記事(2025年5月3日)は7体の紹介のコマを並べて載せていますが、コマに話数は書かれていません。18巻の紹介文は、このころの状況を「シルファの父・剣聖マルクオスが群れに呑まれ消息不明」と書いています。
第201話より前にも、ミミッ君が出てくる場面があります。一つは、マルクオスがミミッ君を見て「終焉の化身」と表し、戦って敗れる回想です。もう一つは、ギザルムがミミッ君の持ちかけた勝負を無視し、ミミッ君がギザルムの術をまねて周りの魔物を一度に全滅させる場面です。この2つの場面の話数は確かめられませんでしたが、どちらにも触れたYahoo!知恵袋の回答(2025年4月2日)が第198話の配信(2025年4月12日)より前の投稿なので、第197話(2025年3月29日配信)までに描かれた内容です。
ベイダーが、名無しとミミッ君の2体はダンジョンコアと関係のない「野良」の魔物だと語る場面は、第193話ごろのものとみられます。第193話の配信(2025年2月15日)のあと、第194話の配信(3月1日)より前に公開された解説動画(2025年2月22日公開)が、第193話でベイダーを問いただした話として紹介しているためです。公式記事のコマは「ダンジョンボス」と紹介していますが、作中ではダンジョンコアとは関係のない魔物という扱いです。
第193話では、残るこの2体を、ロイドとシュナイゼルがそれぞれ受け持つことになります。ロイドの受け持ちがミミッ君だったことは、第201話で分かります。
第201〜202話:異世界での一騎打ちが始まる
第201話では、前の話で名無しの討伐が終わり、シュナイゼルが討伐完了を宣言しますが、ロイドの姿はありません。イドたちが魔力探知をしても気配がなく、ロイドはミミッ君と「異世界転移」していました。ミミッ君はミミックのふりをして箱に入り、魔力を遮断していたため、気づいていたのはシュナイゼルだけでした。第209話では、シュナイゼルはミミッ君の未来を視られなかったと語られ、どう気づいたかは資料からは分かりません(第207話の感想は、二人が前もって話をつけていたと読みます)。さらにミミッ君はマルクオスを倒し、棺に入れて持っていました。
25巻(2026年11月9日発売予定)の紹介文も、この場面を「全員の力を結集し、最悪の敵『名無し』を倒したサルーム軍。だが…その歓喜の輪に第七王子の姿はない。ロイドは魔力探知も届かぬ異世界で、6世界最強の魔物『ミミッ君』と対峙していた!!」と紹介しています(講談社のページには未掲載で、書店のページで確認)。
第202話(題名「六世界の王」)では、ミミッ君はロイドとの全力の対決を望み、二人は互いの術式を上書きしたり壊したりします。ミミッ君はロイドの魔力の蛇口が壊れて本調子でないと気づき、「万能薬」を飲ませて万全の状態で戦うよう求めました。
第203〜205話:技の応酬と「王世」「第七天魔王」
第203話では、ロイドはマルクオスを返してもらうためだけに戦い、戦いの記憶はあとで消すと決めます。ロイドは銀世界、魂撃、纏う光武、超過負荷強化魔術、軍事魔術の制約など、スタンピード編で出てきた技を重ねて大人びた姿になり、影狼や祭壇魔術を次々に撃ち込みました(技名は感想ブログの表記)。ミミッ君は初めて見る攻撃をすべて耐えます。
第204話では、ミミッ君は祭壇なしで祭壇魔術と同じくらいの魔術を撃ってみせ、ロイドは祭壇なしではロマンがないと一蹴します。続く「王世」の中では属性が反転し、ロイドも女の子の姿にされますが、ロイドは演算の処理能力を超える規模と速さで魔術を連発して抜け出し、神器「第七天魔王」を発動しました。公式Xは第204話の告知(2025年6月13日)で、この戦いを「スタンピード編のエクストラバトル ロイドvs.ミミッ君」と紹介しています。
第205話の感想は、ロイドが「王世」を乗っ取った「らしい」と書きます。劣勢のミミッ君は異世界転移で「王世」をリセットしようとしますが、ロイドはすでに異世界転移も覚えていて後を追い、東京・芝の東京タワーがある世界にたどり着きました。公式Xが第205話の予告(2025年6月23日)に載せた画像には、宝箱のミミッ君の横に「頂きに立つ君の孤独…我が世界は君を満たす事が出来なかった…」という文字があります(誰の言葉かは画像だけでは分かりません)。
第206話「魔術バカ」:答えを先に見ることを拒むロイド
第206話では、ミミッ君はロイドを別の世界へ連れ出し、力の限りの魔術戦になります。すべてを出し尽くしたミミッ君は、これでも見たものを忘れるのかとロイドに迫りました。ロイドの答えは、多少のオーバーテクノロジーなら許せるが、ミミッ君が見せたものは度を超えた「ネタバレ」だ、魔術は一歩ずつ自分で探るから楽しい、というものでした。ミミッ君はその意志を尊重し、元の世界へ戻ることにします。二人の違いを整理したのが図3です。

どれだけ先の答えかを表す数は資料で食い違い、感想ブログは「100億歩」、知恵袋の回答はミシックの言葉を「1億歩先」と書いています。勝負に決着はつきませんでした。Web版を基準にしたロイドの人物像はロイドの解説記事にまとめています。
結末とその後(第207〜213話)
第207話では、ミミッ君はマルクオスをあっさり返し、「終焉屈折系魔術 全員 生死屈折 肆ノ世界」で戦死者を全員、遺体からよみがえらせます。戦いで知った魔術式は記憶から消すと言っていたロイドも、この蘇生の魔術だけは覚えようかと色気を見せました。ここでミミッ君の真名が「ミシック」だと明かされ、元の世界に戻ったロイドに仲間たちが駆け寄って終わります。皆が甦ったことは公式Xでも確かめられ、第210話の告知(2025年10月24日)に「皆が甦る中、行方知れずのイクシオン」とあります(誰が甦らせたかは告知文にはありません)。
蘇生の理由は資料で分かれます。感想ブログは良心の呵責からと読み、知恵袋の回答は、自分が関わって変わった未来がどの程度か分からなかったためと説明します。英語版ファンWikiは、責任感が強く、自分の起こした魔物の群れで死んだ者をよみがえらせたと書いています。その後の話は次のとおりです。
- 第208話「戦勝祝い」:140万の軍勢を相手に死者ゼロという結果に、王も驚く
- 第209話「シュナイゼル」:シュナイゼルの銀世界「天星」は、ひいきする相手(アルベルト)と、自分の力量を超える天災のような怪物の未来が視えない。その怪物がロイドとミミッ君で、もう一人いると語る
- 第211話「待ってろ」:感想の題は「なんとミミッ君は冒険者へ?」と疑問形。本文は「もしかしたら」に続けて、強大な助っ人として参戦しそうだと読み、冒険者の助っ人になりすますと書く。推測まじりの流れの中の文で、本編にその場面があるのかは感想からは読み分けられない。第212話の感想も「ミミックは冒険者になったのかな?」と疑問形。日本語版Wikipediaは、話数を書かずに、撤退する部隊と偶然出会い、落とし物としてギルドに連れ戻されたと書く
- 第213話「序ノ弐」:ロイドがマルクオスとの一騎打ちで、ミミッ君と戦ったときの姿を見せる。シルファは、ロイドがミミッ君の誘いに乗らず戻ってきたことを知る
シュナイゼルの銀世界「天星」はWeb版にはない設定で(書籍版は未照合)、Web版の本文には「銀世界」という語自体が出てきません(Web版の「天星衝」はロイドが使う星系統大規模魔術で、別のものです)。Web版を基準にしたシュナイゼルの人物像はシュナイゼルの解説記事にまとめています。
新章が始まった2026年4月11日、マガポケ公式記事は「ロイドと激闘を繰り広げた“あの箱”こと「ミミッ君」は再び出てくるのか?」と結び、唐草模様の布をかぶった宝箱姿のミミッ君のコマを添えました。第212〜225話の感想にも、ミミッ君が登場したという記述はありません。第226話(2026年10月24日配信)の内容は確かめていません。
元になったとされる読み切り『ミミック』(2016年)
マガポケには【特別読み切り】『ミミック』(石沢庸介)のページがあり、日付は2016年11月9日、紹介文は「舞台は魔王城。主人公は勇者……ではなく、人食い宝箱(ミミック)!?強者故の退屈を感じながら、今日も彼は新たな勇者を待つ!」です。雑誌の販売サイトに載る別冊少年マガジン2016年12月号(2016年11月9日発売)の目次にも「ミミック 石沢庸介(◎特別読切)」とあります。公式Xも第205話の予告(2025年6月23日)で「ちなみに今の展開によるものか石沢先生の遥か昔の読み切り『ミミック』が少し売れてるそうです」と紹介しました。
一方、日本語版Wikipediaはミミッ君を「元々は原作者が2016年に描いた短編漫画に登場したキャラクター」と書いています。原作者の謙虚なサークルの作品と読める書き方ですが、公式に確かめられるのは作画の石沢庸介の読み切りです。読み切りの主人公とミミッ君が同じキャラクターだと公式がはっきり述べた資料は見つかりませんでした。読者資料では、日本語版Wikipedia、知恵袋の回答(「明確な根拠はない」と添える)、解説動画などが同じキャラクターとみています。
Web版との違い
原作のWeb版(小説家になろう版)全257話を検索すると、「ミミッ君」「ミミック」「ミシック」「終焉屈折」「七群」「SS級」はどれも出てきません。神器「第七天魔王」と「異世界」という語もなく、ミミッ君との戦いはWeb版にはない展開です(書籍版の本文は未照合)。
- 大暴走の規模:Web版は第126話で「群れの数は七つ」「合計およそ百万」と報告されるだけで、群れごとのボスは出ない。漫画版は20万の群れが7つ、総勢140万で、それぞれをSS級ダンジョンボスが率いる(公式記事)
- マルクオス:Web版では第125話で、遠征から戻ったクルーゼを騎士団長マルクオスが出迎える場面があり、大暴走で行方不明になる展開はない。漫画版では群れに呑まれて消息不明になり(18巻の紹介文)、ミミッ君の棺に入っていた(第201話)
- 宝箱の姿:Web版第17話では、ダンジョンの核が、攻略されそうになると宝箱のふりをして中身を差し出し、その隙に逃げると説明される。漫画版でもダンジョンコアが宝物を出して逃げる設定は生きている(第167話)
Web版の流れはWeb版のストーリー全ネタバレ解説で紹介しています(漫画版のスタンピード編とは展開が大きく違います)。
人気投票の結果
マガポケの第4回キャラ人気投票(2025年5月実施、6月7日発表)で、終焉屈折波動体は13位・400票でした。七群のダンジョンボスでは、6位のベイダー・ドーン(829票)に次ぐ2番目です。作品全体の登場人物は登場人物一覧で整理しています。
考察:残された謎
考察ポイント①スタンピードとの関係:ミミッ君とスタンピードの関わりは資料で説明が分かれます。第207話の感想は、退屈したミシックが強者を求めて大将シュナイゼルと話をつけ、好敵手としてロイドを紹介してもらった、スタンピード編はその副産物だった「らしい」とまとめます。英語版ファンWikiは、旅の途中で食べ残しを撒いて魔物の群れを導いてしまったと書きます。一方、第210話の感想と英語版ファンWikiは、緋のヴィルフレイがイクシオンの体を奪うためにスタンピードを利用したとします。公式記事(2026年4月11日)は、ボスたちの裏に「ダンジョンという家を捨ててまで逃げ出すしかなかった存在」がいたと書きますが、それが誰かは伏せています。
考察ポイント②「6世界最強」の意味:25巻の紹介文の「6世界最強の魔物」と第202話の題名「六世界の王」は、英語版ファンWikiの「ロイドの世界は7番目に訪れた世界」という説明と合わせると、それまで渡り歩いた6つの世界で最強だった、という意味に読めます。その7番目の世界で出会ったのがロイドでした。
考察ポイント③再登場はあるか:公式記事は新章の開始時に「再び出てくるのか?」と書いています。日本語版Wikipedia(話数なし)の、落とし物としてギルドに連れ戻されたという記述のとおりなら、ミミッ君は戦いのあともロイドたちの世界に残っていることになりますが、第211話の感想は推測まじりで、本編にその場面があるかは確かめられていません。ロイドは答えを先に見ないと決めたので、二人が再び戦うとすれば、ロイドが自分の力で先へ進んだあとになると考えられます。知恵袋の回答が紹介するミシックの言葉(「1億歩先」の高みで待つ)とも合う読み方です。
まとめ
- 正体:SS級ダンジョン「ダンジョンはじめました」のボスで、二つ名はALL-or-NOTHING。宝箱に入った異世界の魔物で、真名はミシック
- 戦い:マルクオスを倒して棺に入れ、第201〜206話でロイドと異世界で一騎打ち。決着はつかない
- 魔術観の対比:ロイドは先の答えを見るのは「ネタバレ」だと拒み、魔術を一歩ずつ自分で探る道を選ぶ(第206話)
- 結末:第207話でマルクオスを返し、戦死者を全員よみがえらせてロイドと別れる。その後の姿ははっきりせず、第225話までの感想に再戦の記述はない
- 元とされる作品と人気:作画・石沢庸介の特別読み切り『ミミック』(2016年)。第4回人気投票は13位・400票で、七群のダンジョンボスではベイダー・ドーンに次ぐ2番目
転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めますの関連記事
- 【転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます】緋のヴィルフレイの正体ネタバレ解説|グリモの元の主人、魔王の四天王の最期と融合への影響
- 【転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます】原作ネタバレ解説|Web版第1話〜最新257話のあらすじ、イドの正体・大暴走の黒幕・偽りの神まで
- 【転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます】魔王ベアルの正体ネタバレ解説|コニーに宿った今代の魔王、四天王・聖王との関係と最新話の動き
- 【転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます】グリモ徹底解説:封印書庫から蘇った古代魔人の魅力と神秘的な力
- 【転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます】七群のダンジョンボス7体ネタバレ解説|漫画版スタンピード編のSS級全ボス一覧・倒した相手・黒幕とWeb版との違い
- 【転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます】漫画版の名無し(ナナシ)ネタバレ解説|伏せ字のSS級の正体とされる前世の遺骨、SS級の蘇生と総力戦での決着
- 【転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます】蝕王ベイダー・ドーンのネタバレ解説|漫画版エクリプスタワーのSS級ボスの能力・三黒天・マルスとの縁、ロイドの配下になるまで
- 【転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます】大罪の大堕天・堕姫(サタナエル)ネタバレ解説|漫画版の正体は元天使、イクシオンを倒しギザルムに敗れて「ブタエル」に









「答えを先に見せてもらうより、一歩ずつ自分で探りたい」。第206話のロイドのこの答えは、魔術バカという作品の芯をよく表していると思います。ミミッ君の親切さが、ロイドにとってはネタバレになってしまう。その対比が、二人の戦いを力比べ以上のものにしています。
ただ、戦いのあとのミミッ君の姿がはっきり描かれていないのは惜しいところです。価値観の違う相手が、この先の物語でどう関わってくるのかを見てみたいと感じます。