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カーシェア詐欺対策!偽造免許証を見破る方法

カーシェア詐欺対策!偽造免許証を見破る方法

2019年11月18日、以下のニュースがありました。

Livedoor News:人気のカーシェアに落とし穴 “性善説”悪用し無断売却事件も

会員登録などをした特定の利用者が車を共有して使う「カーシェアリングサービス」の利用者が急増している。

不特定多数を対象とした店舗型のレンタカーと異なり、空いていればネット上の手続きで24時間いつでも車を使え、短時間の使用もOKという手軽さが人気の秘密だ。一方で性善説に基づいたシステムが悪用され、借りた車を無断で売却する犯罪も発生。車内の清掃などのマナー面の問題も浮上しており、サービスの提供会社も対応に苦慮している。
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カーシェアリングサービスを利用した新手の詐欺です。
カーシェアリングサービスは、今更説明することもないかもしれませんね。
Time21なんか都心でもよく見かけるようになりました。

今回のカーシェアリングサービスの事件は、被害者がNTTドコモが提供する「dカーシェア」の「マイカーシェアリング」というサービスで、高級外車を貸したところ、勝手に売却されてしまった、ということです。

マイカーシェアリングは、個人の車を貸し借りする仕組みを提供するサービスです。
サービス提供会社の車をシェアするものと違って、「貸す」という提供側になれることも大きなメリットなんだと思います。

BMWとか乗りたい年頃ってあるじゃないですか。

で。

がんばって買ってしまったはいいけど、支払いが厳しい・・・

被害者
被害者
そうだ! 貸せばいいんだ!

という人にもってこいのサービスですよね。

マンションを購入したけど、転勤が決まったので、それを定期借家で貸したい、みたいな感じでしょうか。
しかし、定期借家でマンションを貸すのと大きな違いがあるのは、契約関係がそこまで厳密でないということです。

今回の場合でいえば、NTTドコモのマイカーシェアリングの規約がすべて。
ということで、この事件が起こったときのNTTドコモの対応としては

NTTドコモ
NTTドコモ
お客様間で解決してください

だったそうです。

参考:https://carshare.dmkt-sp.jp/portal/terms.html
第34条(本サービス提供者の責任)
共同使用契約等は、共同使用者間で締結される契約であり、当社は、これらの契約の当事者とはなりません。そのため、共同使用契約等に関する問い合わせ、苦情、トラブル等(第三者との間で生じたトラブル等を含みます)は共同使用者間で直接解決いただくことが原則となります。

当社は、共同使用者間において円滑で健全な取引の実現を図るため、本サービスの適切な運営に努めます。当社は、本サービスを利用した円滑な取引が実施されていることを確認するため、自己の裁量により、本サービス契約者に対して、本サービスを利用して締結された共同使用契約等の内容や履行状況、事故又は法令違反時の対応状況その他共同使用者間で発生したトラブル等について情報(共同使用車両の管理や共同使用料の設定、事故若しくは法令違反発生時の処理又は解決に関する進捗等を含みますが、これらに限りません)の提供を何時でも要請することができ、この場合、本サービス契約者は、当社からの要請後遅滞なく、当社が求める情報、資料等を提出するものとします。本サービス契約者が、合理的な理由なく、当社が定める期間内に当該要請に応じない場合、当社は、第40条第1項又は第42条第2項に定める措置を取ることができます。

本サービス契約者は、共同使用契約等に関する問い合わせ、苦情、トラブル等(第三者との間で生じたトラブル等を含みます)の円滑な解決のために、以下の当社窓口に対して支援を求めることができます。この場合、当社は、可能な範囲での支援をさせていただきますが、いかなる場合であっても、当社は、これらを解決する責任を負わず、またこれらにつき具体的な支援を約束するものではありません

株式会社NTTドコモ dカーシェアサポートセンター
TEL : 0120-337-360
受付時間 : 24時間365 日(年中無休

ひどい!
ひどすぎる!

と、思いますが、まだ一般化する前のサービスなんてこんなものでしょう。

Uberの例もありますし。

【嘔吐詐欺】2万円払え! Uberから身に覚えのない高額請求?【嘔吐詐欺】2万円払え! Uberから身に覚えのない高額請求? Uberについて、いまさら説明する必要はないとおもうけれど、今回の話が...

なので、便利で新しいサービスを利用するときには、自分のことは自分で守らなければなりません。
今回のカーシェア詐欺の場合、どのように自分を守ったらよいでしょうか。

例えば、カーシェアリングを利用しないというのが詐欺にひっかからないという面では簡単な気がしますが、そもそものマイカーを貸したい。負担を減らしたい。という、金銭的な獲得欲求が満たされないので、NGです。

そもそも、高級外車を買ってしまったけど、それを貸してでも金銭を得たいと考える人は、社会的欲求の中で、何より野心・向上心の欲求が強いのだと思います。

その中でも、顕示欲求と承認欲求、そして何より優越欲求が強いのでしょう。
欲求が強いことは悪いことじゃありませんが、それで詐欺に合ってしまったら逆効果ですよね。

自分の買った車を貸すことを止めることが出来ない。
そして、サービス提供会社は頼りにならない。

なら、自分で守るしかない、ということです。

そこで、ぼくが推奨するカーシェア詐欺対策は次の通りです。

相手が免許証を発行した都道府県を聞き出しましょう。

なぜ、相手の免許証を発行した都道府県を聞き出すのか。

答え:偽造を見破る一番簡単な方法だからです。

免許証は以外に偽造することは簡単です。
ITが進めば進むほど、より精度の高い偽造が簡単になっていくことでしょう。
現に、今回のカーシェア詐欺でもNTTドコモは免許証の偽造を見破ることができませんでした。

おいおい。

NTTドコモが、サービスが、見破れない偽造を個人で見破れるのかよ。
と、思われるかもしれませんが、不可能ではないと考えています。
それも簡単にできるとおもっています。

実は、昔から、免許証の偽造は多く(身分証になるし、便利ですし、車免許取りに行くのも面倒くさいですからね)、それを見破る方法も多く考えられてきました。

例えば、下の桁は免許更新回数だから、その回数が0であったり、大きすぎたら怪しいだとか、検証チェックサムの計算式で、特定の値でなければ、偽造であるとか。

しかし、ぼくはそれらはとても現実的だとは思いません。

なぜなら、それらは機械的に処理できる値で、それで区別がつくなら、天下のビッグデータ会社、NTTDATAとグループ会社のNTTドコモが見破れないわけもないんです。
(まあ、実際解像度がかなり悪い写真だったみたいで、これくらい分かれよ・・・ってのもありますが・・・)

偽造免許証を利用する側も当然対策していますよね。

しかし、機械やシステムと違って人間は意外にボロを出しやすいものです。

今回のマイカーシェアの場合、相手が免許証を発行した都道府県を確認することは簡単で、とても効果があります。
なぜなら、相手に「わたしはあなたを疑っている」ということを暗に伝えられるからです。

また、これは詐欺をしようとしている人間には、伝わるメッセージですが、そうでない人には、いたって普通の日常会話とすることができます。
仮に、他人の高級外車を借りようとしているのに、この程度の質問に対しても回答を渋るような相手なら貸さないほうがそもそも良い、と考えれば、この質問をすることのデメリットもありません。

それでは、相手に免許証を発行した都道府県を聞く方法としてもう少し具体的に掘り下げてみましょう。

カーシェア詐欺対策:免許証を発行した都道府県を確認するトーク

カーシェアの手続きで、対面した際、相手は免許証を提示。
あなたは相手の免許証を確認する。



ストップ!

まずそこから違います。
提示してもらう前に、聞くんです。

目の前に、提示させた後では、それを見ながら答えることができるため、相手に余裕を与えることになります。

なので、まず挨拶。
「こんにちわ」
次に、天気の話でいいでしょう。
雑談の基本は、季節・天気は無難なものですし、自然なものです。
今回はいい天気だったと想定します。
「いい天気ですね」

相手は無難に受け答えるでしょう。
「そうですね」

そこで、「ぼくは免許証とるのに結構苦労しちゃって」なんて、苦労話を短くしましょう。
「天気のいい日はいい日で、緊張して汗いっぱい描いちゃうんですよね」
一拍。
「手汗、多いんですよ」
と、笑いを取れてもいいですし、滑ってもいいです。
次に、
「◯◯さんって運転上手そうなんで、安心しました」
と相手を褒めてみましょう。

相手が詐欺をしようと考えているなら、きっと愛想悪くはしないはずです。
「ありがとうございます」だとかそんな感じでしょうか。
「ぼくは◯◯で免許取ったんですけど、xxxさんは、どちらで免許取ったんですか?」

ここまで自然に受け答えしていたのに、ここで言い澱むようなら、貸すのをやめて置いたほうが無難です。

相手がゴーン・ガールのエイミーみたいなサイコパスならお手上げですが。

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カーシェアで貸す前にもう一度考えてみる

海外では、すでにスマホで誰でも簡単に免許証の本人確認をすることができるアプリケーションがあったります。
日本でも、そういうものが当たり前になるまでは、カーシェアは借りるもので、貸すものではないかもしれません。

数百万円、数千万円。

数万円でその車を失うリスクを取るのは、よい選択なのでしょうか

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