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沢尻エリカ「私の所には警察はこないだろうと」は他人事ではない?

沢尻エリカ「私の所には警察はこないだろうと」は他人事ではない?

2019年11月19日。
Yahooニュースにこんな記事が投稿されていました。

「わたしのところには警察来ないだろうと」 沢尻エリカ容疑者(FNN PRIME)
合成麻薬MDMAの所持容疑で逮捕された、女優の沢尻エリカ容疑者(33)の新たな供述がわかった。
「わたしのところには、警察は来ないだろうと思っていた」と話していることがわかった。

「わたしのところには警察こないだろう」なんて馬鹿だな笑

と、思わず笑ってしまうような供述ではないでしょうか。
そうですよね。
あんなに盛大に盛り上がって、有名人で、合成麻薬でパリピポー! 

「こないはずないだろ!」

と思いますよね。

しかし、もしかしたらぼくらも同じようなことあるかもしれませんよ。

沢尻エリカ「私の所には警察はこないだろうと」と正常性バイアス

あなたは死にます。
と、いきなり言われたらどうしますか?
「は?」
と、呆れるかもしれません。
「ふざけんな!」
と、怒るかもしれません。
「・・・」
と、無視して話に取り合わないかもしれません。

しかし、冷静に考えてみてください。
あなたは死にます。
それは間違いありません。

なぜなら、生きているもので、死なない者はいないし、ないからです。

でも、なんとなく。

「わたしは死なない」

と思っていませんか。

思っていて当たり前だと思います。
思っていることが変なわけではありません。
だって、死にたくないですもん。

なのに、常に「ああ、わたしは死ぬだ・・・」
なんて考えていたら、生きる気力を削がれますよね。
何しても無駄な気がしますよね。

だから、人間は、無意識に、不都合な出来事から目を背けるようにできているんです。
バイアスをかけるようにできている
んです。

このように、自分には異常=問題が起こらない、とバイアスをかける心理動作を、正常性バイアスといいます。

うまく働けば、死ぬことを気にせず生きていけるようにプラスに働きます。

が。

今回の沢尻エリカさんのように、麻薬所持=異常な状況において
逮捕=問題が自分に起こらないようにバイアスをかけてしまうこともあるんです。

逮捕されるかもしれない。

そう考えていたら、簡単に麻薬に手を出したりしないですよね。
それも合成麻薬MDMAは、所持しているだけで、刑罰は7年以下の懲役です。
※この件は↓に詳しく書いてます。

合成麻薬MDMAで逮捕!合成麻薬の誘惑から身を守る具体的な方法本記事は、麻薬の所持や使用を促すものではありません。 合成麻薬MDADの所持・使用は法律で禁止されています。絶対に所持、使用しないよう...

それでは、なぜ、こんな考えてみれば当たり前のことを理解できなくなってしまうのでしょうか。
それは沢尻エリカさんの置かれていた状況が大きく影響するんです。

沢尻エリカ「私の所には警察はこないだろうと」とリスキーシフト

先に説明した通り、沢尻エリカさんが私の所には警察はこないだろうと」と考えたのは、心理的動作でいえば、「正常性バイアス」のせいです。
しかし、正常性バイアスは正常に働いていれば、身を守ってくれるものであるので、必ずしも悪者ではありません。
また、個人でいる限り、正常性バイアスは正常に働くことが多いんです。

しかし、J.A.ストーナーが発表した通り、大きな集団の中では、極端な行動を取る(=今回でいえば、麻薬の所持と使用)ことのタガが外れてしまう集団思考として知られる現象があります。

それを「リスキーシフト」といいます。

正常性バイアスと同じで、これも他人事ではありません。
もちろん、他人事でないといっても誰でも彼でも麻薬を所持するといっているわけではありませんが、もしかしたら、普段ではやらないことを、リスキーシフトの効果でやってしまっていることに心当たりはあるんじゃないでしょうか。

具体的な例でいうと、みんな聞いたこと、あるいは頻繁に使っているかもしれない言葉があります。

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」

です。

どうですか?
赤信号。青になるまで待ってますか?
自分だけは引かれない(正常性バイアス)と思ってませんか?

「いやいや、わたし、ちゃんと守っているから」

と、思っているあなた。

あなたの周りが一斉に赤なのに渡りはじめたとします。
あなたの足はそれでも、その場で踏みとどまっていますか?

(あれ? 『ここ』は、いいのかな?)

なんて、ついついみんなに続いて信号を渡ってしまってませんか?

そうです。

ぼくです(爆)

だから、誰でも心当たりはあると思うんですよね。
それでも「わたしはないぞ!」という方がいたら、おめでとうございます!
多分、稀有なタイプだと思います。とてもすばらしいです。

でも、ほとんどの人は「赤信号みんなで渡れば怖くない」じゃないでしょうか。

気をつけてくださいね。
気をつけます。

みんなで渡っても、一人で渡っても、赤信号を渡れば、青信号で渡るよりもちろん事故に遭う危険は高いですからね。

沢尻エリカ「私の所には警察はこないだろうと」の教訓

今回は、沢尻エリカさんの「私の所には警察はこないだろうと」は他人事ではないという観点で、2つのことをお伝えしました。

  1. 「わたしは大丈夫と考える」考えてしまうことを「正常性バイアス」という。
  2. 「みんなやってるから」と逸脱行為をしてしまうことを「リスキーシフト」という。

正常性バイアスも、リスキーシフトも日常のいたるところに潜んでいます。

これからは忘年会シーズンです。
ひとりなら対して飲まないお酒を、忘年会だからってハメを外して飲みすぎないように!
無礼講なんてものは存在しないですからね。女性社員にセクハラしないように!

「自分は大丈夫」

なんてバイアスかかってリスキーなシフトしてるだけですから。

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