『元・世界１位のサブキャラ育成日記 ～廃プレイヤー、異世界を攻略中！～』第1話のネタバレあらすじ解説です。
ネタバレ1話『元・世界１位のサブキャラ育成日記 ～廃プレイヤー、異世界を攻略中！～』の結末まであらすじ
絶望する主人公
人生を賭けると言うことはとても難儀なことでした。
2034年、日本の片隅で主人公は絶望していました。
彼は文字通り全てをなげうって、学校もろくに行かず成人しても働きませんでした。
食事・睡眠・排泄以外の全てを捧げて彼が目指したものは、ゲームの世界の頂でした。
世界中の誰もが認める完全無欠の一位、全ての者に畏敬される神のごとき存在、ただ一度の敗北も許されることのない史上最強の頂点が彼でした。
彼は自分の人生の全てを賭けて「メヴィウス・オンライン」の世界ランキング第一位に君臨していたのです。
しかしそれも今日までの話です。
先日彼のメインキャラである「ｓｅｖｅｎ」が破壊されたのです。
個人データだけでなくバックアップから何から全てが被害に遭ったのです。
絶望の果てに主人公は死を選んだ
その被害に遭ったのは主人公だけではありませんでした。
上位キャラ3000人が同じ被害に遭ったのです。
犯人である上位プレイヤーは逮捕されましたが、その動機は嫉妬心から軽はずみに犯行に及んだという大変身勝手なものでした。
その後メヴィウス・オンラインの運営側はこう発表しました。
その内容は全ての被害キャラクターの復旧は不可能であり、新規キャラクター作成時における課金要素等の優遇のみ補填するというものでした。
何度問い合わせても本社に突撃しても、運営のその応答は変わりませんでした。
絶望で嘔吐を繰り返しすっかりやつれてしまった彼はすっかり廃人同様になっており、もう何も考えられない中で思いました。
よし死のう、と死を決意したのです。
メヴィウス・オンラインの世界に生まれ変わる
気がつくと、彼はメヴィウス・オンラインの中のキャスタル王国の王都、ヴィンストン大通りに立っていました。
しかしログインした記憶はありません。
状況が飲み込めない彼は、食料品店アイシクルの看板娘のアイスに声をかけられます。
しかしそのアイスの台詞も態度も初めて見るものだったため、彼は自分の知らない間にアップデートがあったのかと思います。
アイシクルのガラスに映った自分の姿を見て、彼は自分がｓｅｖｅｎではなくセカンドであることを知ります。
セカンドはメインキャラのｓｅｖｅｎと同時期に作ったもののまだ何の育成もしていない経験値ゼロのキャラクターです。
さっさとログアウトしようとする彼ですが、管理画面が開けず困惑します。
そして現実では自分が死んだことを思い出したのです。
いきなり捕まってピンチに陥る
死後の世界がメヴィウス・オンラインなのかと彼は困惑します。
しかしできることならゲームの世界に生まれたかったと心底願ってきた彼にとっては、まさに夢のような状況です。
人生最大の喜びに奇声を上げながら小一時間踊りまくった彼は、突然取り押さえられます。
店先で不審者が騒いで迷惑だ、とアイスが通報したのです。
連れて行かれた第三騎士団詰所で、彼は見たことのない女性キャラから取り調べを受けていました。
彼を貴族と判断したらしい女性キャラは一方的に彼を責め立て、全く話を聞く姿勢ではありません。
いくら冒険者だと名乗っても、装備を高価なレア服にしていたために信じてもらえないのです。
このやり取りの繰り返しに出口が見えず、彼は非常にまずい事態に陥ったと感じます。
ネタバレ1話『元・世界１位のサブキャラ育成日記 ～廃プレイヤー、異世界を攻略中！～』感想と考察
何年も全てをかけて築いてきたトップの座はたとえゲームのものであっても絶望するには十分だと思うので、衝動的に死を選んでしまった主人公には心から同情しました。
世界第一位だった時にもゲームの世界に生まれたかったと願っていた主人公がメヴィウス・オンラインの世界に入れたというのは、ある意味神の情けなのかもしれません。
高価な身なりに容姿も死ぬ前の現世の彼の姿よりもだいぶイケメンのセカンドですが、奇声を発し続けて通報されて捕まるという中々のマイナススタートを切ってしまったのは笑えます。
女性キャラの一方的な取り調べに全く終わりが見えませんが、彼は第三騎士団詰所から出られるのでしょうか？
世界第一位だった彼なら何か攻略法を見つけるのかもしれないので、どんな方法で出るのか楽しみです。
『元・世界１位のサブキャラ育成日記 ～廃プレイヤー、異世界を攻略中！～』まとめ
『元・世界１位のサブキャラ育成日記 ～廃プレイヤー、異世界を攻略中！～』についてあらすじをネタバレしつつ、感想、考察をまとめました。
第一話を読んで『元・世界１位のサブキャラ育成日記 ～廃プレイヤー、異世界を攻略中！～』へ興味もってもらえたら、ぜひマンガで読んでみてくださいね。
