更新の頻度が遅くなり、もうすっかりみんなwitcher見終わっていて、こんな記事には需要ないんじゃないかと思いながらも、「未来の自分のために」書いているわけだから、未来のみんなのためにもなるんじゃないかと、自分を慰めながら書き続けている、ぼくです。
- 10分程度で、1時間ドラマのウィッチャー4話の内容を振り返ることができます。
- また、劇中だけでは描かれていない情報を知ることができます。
- そして、それら情報を踏まえた考察を得ることができます。
ウィッチャー4話の結末をネタバレ
Netflixドラマ版ウィッチャーシーズン1第4話の結末をまとめます。
第4話の舞台になった地図
ゲラルト視点:シントラ(パヴェッタ王女の婚姻)
シリラ王女視点:ブロキロンの森(ドライアドと邂逅)
ゲラルト視点の4話結末
ダニーとパヴェッタ王女の婚姻を手助けした報酬に驚きの法を要求し、驚きの子を手に入れる。
しかし、ゲラルトはそれを拒否し、シントラを後にした。
イェネファー視点の4話結末
王付きの魔法使いとして30年。王妃を狙う王の刺客に巻き添えにあう。
赤ん坊を助けようとするが、助けることができず、女の身の無力さを嘆く。
シリラ視点の4話結末
プロキロンの森で、すべてを忘れるべく原液を飲むが効果がない。
意識を失った先の世界では、大樹が待ち受けているのだった。
ウィッチャー4話のあらすじをネタバレ
Netflixドラマ版ウィッチャーシーズン1第4話のあらすじをまとめます。
ゲラルト視点の4話あらすじ
Netflixドラマ版ウィッチャーシーズン1第4話のゲラルト視点のあらすじをまとめます。
起:ヤスキエルは尻を洗う
セルキモアを退治したゲラルトは、酒場で民衆に讃えられる。
賞賛の声は、ヤスキエルの歌だった。
ゲラルトの武勇はヤスキエルの歌で世界に広がっているようだ。
ヤスキエルがお礼を要求する。
ゲラルトは断るが「飯、酒、女だ!」というヤスキエルの誘いに、引き受けることにした。
すっかりヤスキエルはゲラルトの扱いに慣れているようである。
風呂に入りながら、桶ゲラルトになりながら、ヤスキエルから詳しく話を聞く。
ヤスキエルはいう「シントラの姫が結婚するからその場で歌を披露するんだ」と。
ヤスキエルはいいやつではあるのだけれど、女にだらしない。
そのせいで命を狙われている、までは行かないまでも多くの貴族から恨みを買っている。
だから、ゲラルトに護衛してほしい、そういう話だった。
中立だ、必要としない、必要とされたくない、やらいうけれど、結局ゲラルトは、ヤスキエルを護衛することとなった。
貴族の衣装に身を包んで。
承:驚きの法
シントラの王宮。
多くの王侯貴族で埋め尽くされている。
そこには、ゲラルトの親友。魔法使いのマウスサックがいた。
マウスサックはゲラルトを連れて行ってしまい、ひとりになったところで、昔の火遊びの相手の旦那らしい貴族に、絡まれるヤスキエル。
困っているところを、ゲラルトは助ける。「これで借りは返した」
なんでもシントラでは王女の結婚相手を決めるために、一晩かけて、諸侯が武勇伝を語り、その中から相手を選ぶという習慣があるのだそうだ。
マンティコラの話、エルフの話とゲラルトは控えめに偉ぶるでもなく話をする。
その様子をキャランセ女王(シリラ王女の祖母)に気に入られる。
「あえて自分の失敗談を話する男とは楽しく会話ができそうだ」
宴の中、ゲラルトはキャランセ女王に問う。「なぜ女王が戦う」
キャランセ女王は答える。「怪物退治は単純で美しい」と。
そして、儀礼にならい、男たちは武勇伝を語り始める。
中にはニルフガードの王もいた。
キャランセ女王は「シントラは北の宝石だが、ニルフガードは南の布切れだ」と冒涜し、引き下がらせる。
なぜなら、この儀式自体、儀礼的なものであって、出来レースである。
真打が登場し、武勇伝を語ろうとしたところで、乱入者が現れる。
「驚きの法に従い、姫をもらい受けたい」
乱入者、仮面の男アーケオンは、昔キャランセ女王の夫であったログネル王を助け「思いがけず授かったもの」を驚きの法でもらう約束をしたという。
しかし、ダニーには大きな問題があった。
仮面の下は、ハリネズミのような怪物の姿をしていたのだ。
キャランセ女王は「その怪物を殺せ!」と命ずる。
ゲラルトは断り「彼は怪物じゃない。呪われているんだ」と答えるが、キャランセ女王も兵士も動きを止めない。
振りかざす、戦斧。
ゲラルトは、戦斧を切り落とし、ダニーを助ける。
キャランセ女王は怒りに震え「ふたりともの殺せ!」と叫ぶ。
場内は一変修羅場と化す。
最中。
キャランセ女王の娘。
本日のヒロイン、バヴェッタ王女はダニーに駆け寄る「きてはダメだと言ったのに」
二人は相思相愛であった。
転:源流
政略結婚をバヴェッタにさせるつもりだったキャランセ女王は二人の中を認めない。
スケリッジのエイスト王も相談役のマウスサックも運命に従うべきだ、とキャランセ女王をたしなめるが、それでも認めない。
「この中に運命に逆える強い男はいないのか」と、キャランセ女王は見渡し「そなたはどうだウィッチャー」
ゲラルトは「運命は混沌の中、秩序があると思わせたいものの妄言だ」と言い放つ。
が、しかし「約束は守るべきだ」と、ダニーとバヴェッタのことを認めるように言い含める。
キャランセ女王も納得したそぶりを見せるが、抱き寄せるふりをして、ダニーを殺そうとする「これがそなたの運命だ」
それを止めようとして、叫ぶバヴェッタ王女。
それに応えるかのように、ダニーとバヴェッタを中心に大きな渦が発生し、すべてをなぎ倒した。
渦の力は止む気配がない。
バヴェッタはダニーと抱き合ったまま古代語を話し始める。
事態を収束しようと、ゲラルトはバヴェッタに向い印(アード)を放つ。
が、渦の力は強大で、まったく届く気配なく、ゲラルトは吹き飛ばされてします。
このままにして置くわけにはいない。
ゲラルトは、持ち合わせたポーションで自身を強化し、再度接近を試みる。
マウスサックも魔法の力で援護する。
少しずつではあるけれど、近くゲラルト。
一瞬の好きを見て、印(アクスィー)を放つ。
印(アクスィー)はバヴェッタに命中し、意識を奪った。
そして、台風がごとき渦はおさまった。
結:驚きの子
バヴェッタが源流の力を引き継いでいることを知り、キャランセもこれも運命か、とダニーとの中を認める。
エイストはどさくさに紛れて、自分もキャランセ女王との婚姻を発表。キャランセもそれを政治的な理由で受け入れる。
ふたりを祝福するキャランセ女王。
すると、ダニーの呪いは解ける。
ダニーはゲラルトに感謝し、「恩を返さずには生きていけない」とゲラルトにいう。
ゲラルトは投げやりに「じゃあ、俺も驚きの法で返してもらおう」
「思いがけず授かっているものをくれ」と、いいそのばを去ろうとしたところで、バヴェッタが嘔吐。
妊娠が発覚。
バヴェッタの子が、ゲラルトの驚きの子となった瞬間だった。
マウスサックは去ろうとするゲラルトに「運命には逆らえない」
「逆らおうとすれば、全員が不幸になる」というけれど、ゲラルトは信じようとしない。
マウスサックに別れを告げ、宮廷を後にする。「裏切りと毒に気を付けろ、親友」と、マウスサックを励ましながら。
イェネファー視点の4話あらすじ
Netflixドラマ版ウィッチャーシーズン1第4話のイェネファー視点のあらすじをまとめます。
起:女は器
ラレリアの王妃であるカリスの護衛。
それがイェネファーの任務だった。
「かわいそうなカリス王妃。男児にまた恵まれず」と、赤ん坊の女児を抱き抱えながら、カリスは「あなたはすばらしいわ」笑顔で、「王付きの魔法使い。実力を認められている永栄なことよ。女なのに、実力を認められている」とイェネファーを羨ましがりながら、「子どもを産めない体になって正解よ」育児って退屈だもの、とため息をついた。
「女は器」と、嘆くカリスに、イェネファーは「30年やってきたことといえば、尻拭いだけ」と自嘲する。
ふたりがお互いに共感したつもりになって、顔を見合わせていると、ふたりを運んだ馬車は襲撃を受ける。
襲撃者は、黒ローブを纏った、顔に刺青のある魔法使いだ。
襲撃者は、クララッハを従えていて、護衛の兵士たちは全員その爪の餌食となり息絶えていた。
「逃げて!」イェネファーが開いたゲートを使ってふたりは赤ん坊を連れその場を脱した。
ゲートの先は砂漠だった。
ここまでくれば・・・。
承:撤退戦
イェネファーはあの襲撃者、暗殺者はカリスの夫が差し向けた魔法使いだと推測する。
カリスの夫はもう世継ぎが生まれるのを待つのに、疲れたのだ。
砂漠を歩いていると、暗殺者とクララッハが現れる。
ふたりは必死の思いで、次のゲートを潜り逃げ出した。
到着したのは、街中だった。
イェネファーは「追跡されている。王からもらったものをすべて外して」と、カリスに貴金属を外させたけれど、ときすでに遅し。
暗殺者とクララッハはイェネファーとカリスに追いつく。
イェネファーはクララッハの進行を防ぎながら、ゲートを開き、街中から姿を消すことに成功した。
丘の上。ススのように黒い岩肌の上で、「あなた護衛でしょ? 役立たずね!」カリスは掌を返したように、イェネファーを罵倒した。
そうこうしていると、暗殺者とクララッハが現れる。
愛想を尽かしたイェネファーは、ひとりゲートを開き姿を消すのだった。
転:選択と選択
ひとり取り残されたカリス。
暗殺者に「次こそは、男の子を産むわ」だから、お願い殺さないで、と赤ん坊を差し出す。「この子はどうなってもいいから」
すると、暗殺者は手をおろし、ナイフを投げ、カリスの喉を掻き切り殺した。
カリスの選択の末路であった。
次に残された赤ん坊がクララッハの餌食にならんとしたそのとき、空間が歪み、クララッハは頭と胴が分断される。
イェネファーのポータルだ。
イェネファーは素早く赤ん坊を回収すると、ポータルを開き、その場から駆け出す。
暗殺者は、クララッハを失い、残る武器であるナイフを投擲する。
肩を深く切り裂かれるが、イェネファーは赤ん坊と一緒にポータルから逃げることに成功する。
カリスはもういない。
追跡されることは、もうない。
結:器が運ぶもの
赤ん坊とふたり、イェネファーは海岸にいた。
残念なことに赤ん坊はすでに息たえていた。
赤ん坊を生き返らせようと、必死に古代語を使い魔法を使うイェネファー。
しかし、思いは届かない。
「人生が終わって残念ね。でも、たいしたことないわ」イェネファーは死んだ赤ん坊に話しかける。
「どうせ女は入れ物。両親は見下げ果てた人たち。友人なんて何にもならない。恋人だって最後には失望するだけ。女は男に奪われるだけなの。だから、お先におめでとう」
イェネファーが失った器の中身を、赤ん坊は埋めることはできなかった。
それはまた別の運命だからだ。
イェネファーは海辺でひとり女の、自分の無力を嘆いた。
シリラ視点の4話あらすじ
Netflixドラマ版ウィッチャーシーズン1第4話のシリラ視点のあらすじをまとめます。
起:森の精(ドライアド)
茫然自失。光に導かれ、シリラは森の中を歩いた。
我にかえると、周りをドライアド(森の精)に囲まれて「道に迷ったの」と嘘をついた。
「ダーラを探したいの」言葉の通じないドライアドに必死に訴えていると、ドライアドの女王エイスネが現れる。
ブロキオンの森は森の精の住処。
「天体の合の前は」エイスネ女王はいう。「こういう場所がたくさんあった」
エイスネ女王はシリラにブロキオンの水を飲むように、提案する。
「悪意があれば、死ぬ。悪意がなければ、痛みの元が消え去るだけだ」記憶もな、と。
承:過去と運命
シリラは名を尋ねられ、思わずシリラではなく、フィオナと答えた。
シリラはダーラに自分がシントラの王女であることを明かす。
すると、ダーラは「君の家族に、ぼくの家族は殺された」と、人殺しを見るような目でシリラを見る。
「人間はエルフを殺して、犯した」ダーラは激昂しながら「人間が一番楽しんでいたのは、赤ん坊を振り回して、叩きつけて、砕いて、殺したときだ」ぼくも戦って死ぬべきだった、こんな痛みは忘れたい。ダーラの本心だった。
そして、シリラにも同じように辛い運命のことは忘れるように、ブロキオンの水を飲むようにと、勧める。
しかし、シリラは「私はダメ」と首をふり「運命を探すの」と断る。
転:森の精の秘密
夢から目覚めると、ダーラがすでに水を飲んでいた。「だいじょうぶだよ、なにが?」すべてが、とダーラは笑顔で「君も飲みな」とブロキオンの水をシリラに勧める。
エイスネ女王も「過去をすてろ、仲間になれ」これを飲んで忘れろ、とゴブレットをシリラに手渡す。
こうやって、ドライアド(森の精)は外界から子どもをつれ入れては、ドライアドの一員にしているのだ。
すると、「運命を探すの」という決意はどこへ行ったのか。
シリラはブロキオンの水を口にする。
しかし、変化はない。
シリラにはまったく効果がないのだ。
結:何者
クランガヤン。
ブロキオンの水の原液を直接飲まされるシリラ。
しかし、それでもシリラは記憶を失うことはなかった。
不思議な世界の中。
その中心にある木は、シリラに問う。「お前は何者だ」
ウィッチャー4話の登場人物をネタバレ
Netflixドラマ版ウィッチャーシーズン1第4話の登場人物をまとめます。
マウスサック
魔法使いにして、ゲラルトの親友。
スケリッジの相談役をしていたが、パヴェッタに宿った驚きの子を知り、シントラに残ることを選んだ。
シントラの大虐殺で、ニルフガードに囚われる。
ダニー
シリラ王女の父親。呪われてた。
のちの、ニルフガード皇帝エムヒル。
フィオラ
シリラ王女と名乗らずに、身分を偽るために名乗った名。
シリラ王女のフルネームは「シリラ・フィオナ・エレン・リアノン」である。
ファルカ
シリラ王女の別名。
身分を隠すために、名乗った名である。
第1話でレンフリが命を狙われた原因である人物も同名。
ファルカの乱のファルカ。レダニアの王女の名前。
エイスネ
ドライアドの女王。
カリス王妃
ラレリアの王妃。
男児を産むことができず、夫の放った刺客に暗殺される。
ウリヴォのイドラン
悪名高き魔法使い。
突然変異体、生物兵器作りが得意。
ウィッチャー4話の用語をネタバレ
Netflixドラマ版ウィッチャーシーズン1第4話の用語をまとめます。
セルキモア
氷の湖に巣食う海洋怪物。
はらわたがすんごく臭い。
マンティコラ
獅子の顔、こうもりの翼。サソリの尻尾でお馴染みマンティコア。
クララッハ
鋼鉄の爪を持つ巨大ゴキブリ。
ウリヴォのイダランが作成した突然変異体。
驚きの法
命を救ったものに対して、意図せず手に入れた、出会したものを提供するというしきたり。
とてつもない運命力が働く儀式的な何か。
驚きの子
驚きの法の結果生まれた子ども。
ダニーの呪い
ブラーゼンスというニルフガードの魔法使いにハリネズミの顔になる呪いをかけられる。
ドライアド(木の精)
この世界の原生種。
子どもを森に拐い、ブロキオンの水で記憶をリセットし、ドライアドにしてしまう。
また、繁殖のために人間の男を拐い、種馬とすることもある。
結構怖い種族。
クランガヤン
ドライアドの古代都市。
ウィッチャー4話のネタバレまとめ
第4話では、ゲラルトとシリラ王女の運命がどのように結ばれたのか。イェネファーがなぜ子どもに固執するのか、がわかるようになるエピソードでした。
ウィッチャー4話のネタバレ考察
Netflixウィッチャー4話「宴、命、葬」の考察をまとめます。
「女は器」について
イェネファーの物語で、「女は器」など、女性のあり方を卑下したシーンやセリフが多く見受けられます。
他にもイェネファーが「女は奪われるだけ」とも言っています。
日本でもひと昔前に「女は子どもを産む機械」みたいに言って炎上していた議員さんいましたよね。
イェネファーの卑下も同じようなニュアンスで使われているのだと思います。
ただし、他人から言われているのではなくて、自己卑下として。
前述した議員さんの場合は「事故」卑下ですね。気をつけてほしいのです。
で。
全編通して、女と器と命について語られている部分が多いウィッチャーですが、女は器であるがゆえに、男にはできない大事な役割を果たすことができるともいえます。
例えば、イェネファーは子どもを授かることができない運命です。
これは6話「神秘なる生物」でゴールデンドラゴン(ボルク)の予言にもある通り、魔法使いがどれだけ長い生涯を過ごしたとしても、こればかりは変えることができない運命なのだそうです。
しかしだからといって、子どもを授かることができないというわけではありません。
え?
矛盾してますか?
いいえ、してません。
なぜなら、今回4話「宴、命、葬」で、イェネファーと同じく不妊でありながら、子どもを授かった人物がいます。
そうです。
我らが白狼! ゲラルトです。
物理的にはパヴェッタが身篭っていたわけではありますが、運命づけられたのはゲラルトです。
腹を痛めて産んでない、だとか。
血が繋がってない、だとか。
そういう野暮なことを思ったり言ったりする人もいるかもしれませんが、果たしてそうでしょうか。
そんな関係に物理的な何かそういったものの結びつきが必要でしょうか。
養子にもらった子どもを大事に育てている親は子の親ではないのでしょうか。
いいえ、親子でしょう。
戸籍上だって親子ですし、親子の絆だって確かにあるはずです。
で。
器に話は戻ります。
器はものを溜めるために存在します。
女が器なら、中に溜める、入れるものは赤ちゃんだったりするのかもしれません。
子ども。
イェネファーの器には入れようがないもの。
しかしです。
入れようが内容な器だからこそ、入れることができるものもあるはずです。
先に話た養子と同じことかもしれません。
イェネファーの器を埋めるための運命。
それがシリラなんです。
ゲラルトを通して、という間接的な手段ではありますが、イェネファーはシリラを実の子として授かることになるんです。
これはNetflixの8話「運命を超えて」まででは描かれていない範囲なので、もしかしたら変更されてしまうかもしれませんが、イェネファーはこのあと、シリラ王女に魔法を教えることになります。そして、母親のように慕われるようになるのです。
ずっと憧れていた母親にイェネファーはなることができるのです。
イェネファーの願いは敵います。
なので、女は器。
その通りなのかもしれません。
しかし、それは卑下することではなくて、自分の大事なものをしっかりと仕舞い育むための器なのだと、ぼくは考えます。
5話はこちら
その他エピソードはこちら
了