【マビノギモバイル】紹介|10月7日に日本上陸。6系統18クラス・生活・焚き火を囲む交流まで、『マビノギ』最新作の全体像

マビノギモバイルは、女神が見守る世界「エリン」で、冒険者として暮らしを営むオンラインRPGです。影のような怪物に襲われた主人公を、どこからか響く女性の声が救い出す――目を覚ますと、そばにはナオがいて、はじまりの村ティルコネイルへの道を案内してくれます。剣を振るってダンジョンに潜る日もあれば、ヒツジの毛を刈り、料理を作り、キャンプファイヤーを囲んで楽器を奏でる日もある。2005年から日本でもサービスが続くPCオンラインゲーム『マビノギ』の“ファンタジーライフ”を、スマートフォンとPCで遊べる形に作り直したシリーズ最新作です。
韓国では2025年3月27日にサービスが始まり、「2025大韓民国ゲーム大賞」で大統領賞を含む3冠を獲得しました。日本版は2026年10月7日(水)に国内正式サービス開始予定で、10月5日からは事前ダウンロードとキャラクターの事前作成も始まっています。ここでは、ネクソンの公式発表と日本のゲームメディアの体験会記事をもとに、世界観・クラス・戦闘・生活と交流のコンテンツ、そして配信情報を整理します。
出典に関する注記:本記事は、日本版の正式サービス開始前日にあたる2026年10月6日時点の情報で書いています。基本情報・配信日程・事前登録報酬・日本語キャストは、株式会社ネクソンのプレスリリース(2026年8月24日、9月17日、10月1日)、日本版事前登録サイト、東京ゲームショウ2026のネクソン特設サイトで確認したものです。クラス名・戦闘・生活要素の細部は、4Gamer.net、ファミ通.com、アニメ!アニメ!の日本語版体験会記事(いずれも開発段階のビルドでの報告)に基づくため、製品版では仕様や表記が変わる可能性があります。韓国版の情報は、ネクソン韓国の公式サイト、韓国メディアの報道、日本語メディアの翻訳記事で確認したもので、日本版に同じ内容・同じ順序で実装されるとは限りません。
基本情報|iOS・Android・PC対応、基本プレイ無料
日本版事前登録サイトとネクソンのプレスリリースで公表されている基本情報は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | マビノギモバイル(韓国語:마비노기 모바일/英語:Mabinogi Mobile) |
| ジャンル | ほのぼのオンラインRPG(日本版事前登録サイトの表記) |
| 対応機種 | iOS、Android、PC(Windows)。モバイルとPCのクロスプレイに対応 |
| 価格 | 基本プレイ無料(一部有料コンテンツあり) |
| 開発 | devCAT(PC版『マビノギ』と同じ韓国の開発スタジオ) |
| 日本運営 | 株式会社ネクソン |
| 国内正式サービス開始 | 2026年10月7日(水)予定 |
| 韓国でのサービス開始 | 2025年3月27日 |
| 年齢区分 | 日本のApp Storeでは13+表示(2026年10月6日確認) |
権利表記は「© 2026 NEXON Co., Ltd. & devCAT CO., LTD.」。公式Xは「@MabinogiM_JP」で、日本語版の最新情報やキャンペーンはここで告知されています。
原点『マビノギ』と、日本上陸までの歩み
本作の原点は、2004年6月に韓国で、2005年4月に日本でサービスを開始したPCオンラインゲーム『マビノギ』です。ファミ通.comの体験会記事は、対人戦やギルド戦が流行していた当時の韓国MMORPG市場で、釣りや伐採などの生活コンテンツと牧歌的な世界を打ち出して支持を集めた作品と紹介しています。戦うことだけが目的ではない「ファンタジーライフ」という考え方が、20年以上続くシリーズの核になってきました。

『マビノギモバイル』が初めて姿を見せたのは2017年7月です。4Gamer.netに掲載されたネクソンの発表文によると、7月9日に韓国で開かれた『マビノギ』のユーザー向けショーケースで発表され、当時は2018年内の韓国配信を予定していました。公開された映像には、羊毛刈り、伐採、採掘、鍛冶、調理、演奏、たき火を囲んでの談笑といった、本家を思わせる要素がすでに並んでいたといいます。
しかし配信は大きく遅れ、G-Starなどのイベント出展を重ねながら、韓国で正式サービスが始まったのは2025年3月27日でした。発表から約7年8か月後のことです。図1のとおり、その後は2026年7月22日に台湾・香港・マカオでサービスを開始し、日本では8月24日に事前登録を開始、9月17日に開幕した東京ゲームショウ2026で正式サービス日を発表しました。事前登録者数は10月1日の発表時点で30万人を突破しています。
世界観と物語|PC版を「継承・再構築」した新しいストーリー
舞台はPC版と同じ「エリン」と呼ばれる世界です。ネクソン韓国の公式サイトは、エリンを女神モリアンが守護する世界とし、かつて悪神キホールと魔族の侵入で混乱したものの、モリアンの勝利で人々が平和を保ってきたと説明しています(日本語の名称はPC版日本語版での表記に合わせて記載)。同サイトの地域紹介には、はじまりの村ティルコネイルのほか、ダンバートン、コルヘンが掲載されています。
物語について、ネクソン日本は「『マビノギ』IPの世界観をベースに、『マビノギモバイル』オリジナルの新たなメインストーリーが展開」すると発表しています。PC版の続編や前日譚と位置づける公式説明はなく、同じ世界と人物を土台にした別の物語と受け取るのが正確です。PC版をプレイしている人にも新しい物語として楽しめる、というのが公式の打ち出し方です。
4Gamer.netの体験会記事によると、冒頭は影のような姿の怪物に襲われた主人公を、どこからか聞こえる女性の声が助け出す場面から始まります。意識を取り戻した主人公のそばにはナオがいて、その声は先ほどの女性と同じなのに、ナオは「主人公を助けた覚えはない」と言い張る――という導入です。ファミ通.comの記事でも、PC版経験者が知る「まぶしい空間でナオと出会う」流れとは違い、不思議な空間で竜と出会う場面が用意されていたと報告されています。
登場キャラクターと日本語キャスト
ナオ、ロナ、パンといったおなじみのキャラクターが新しいグラフィックとストーリーで登場するほか、モーリー、アベンジオ、ミュリエル、エルダ、レニーといった本作オリジナルのキャラクターも加わります(電ファミニコゲーマーの事前登録開始記事より)。ファミ通.comと4Gamer.netは、『マビノギデュエル』『マビノギ英雄伝』といった関連作からもキャラクターが登場すると伝えています。ティルコネイルではダンカン村長をはじめ、ケイティン、ノラ、メイブン、エンデリオンといったPC版の顔ぶれにも会えるようです。
日本版はキャラクターボイスを収録しており、東京ゲームショウ2026のネクソン特設サイトでは3人のキャストが公開されています。
| キャラクター | CV | 公式サイトの紹介(要約) |
|---|---|---|
| ナオ | 田中理恵 | エリンで出会う最初の仲間。ティルコネイルの丘でプレイヤーに温かく接する、優しくおっとりした性格。ただし彼女の旅には、はっきりとした目的があるらしい |
| ラサ | 植田佳奈 | ティルコネイルの学校の魔法教師。風車小屋の少女アリサの姉で、活発で率直。調理に火炎魔法を使ってしまう天然な一面も |
| モーリー | 悠木碧 | 法皇庁の後援を受けて危険な遺物を研究する魔導遺物工学者。イメンマハアカデミーに歴代最年少で入学・卒業した秀才で、マイペース。研究と収集に法皇庁の裏の意図があることに気づく |
ネクソンは正式サービス前のキャンペーンで「チャプター1のキャラクターを中心に、計11名の声優陣」のサイン色紙をプレゼントすると発表しており、公開済みの3人以外にも多くのキャストが参加しています。全キャストの一覧は、本記事執筆時点では確認できていません。
クラス|6系統・計18クラス、武器を持ち替えるだけで転職
PC版『マビノギ』は、スキルを自由に組み合わせて育てる「スキル制」が特徴でした。本作は「クラス制」に変わり、日本版のサービス開始時点では戦士・弓使い・魔法使い・ヒーラー・吟遊詩人・盗賊の6系統、計18のクラスが登場します(ネクソン日本のプレスリリース)。18という数は、各系統に3つずつある上位クラスの合計(6系統×3)にあたり、最初に選ぶ「見習い」クラスはこれとは別です。

キャラクター作成時に選ぶのは、6つの「見習い」クラスのいずれかです。図2のとおり、各系統には転職先となる上位クラスが3つずつ用意されています。体験会記事で紹介された説明を拾うと、同じ系統でも役割はかなり違います。
- 戦士系:重装備で守りに優れた「戦士」、大剣の一撃で複数の敵を蹴散らす「大剣戦士」、ロングソードで目の前の敵を切り裂く「剣術士」
- 弓使い系:素早い動きの「弓使い」、速射の「クロスボウ使い」、狙撃の「ロングボウ使い」
- 魔法使い系:複数の敵を吹き飛ばす「魔法使い」、炎の「火炎術師」、氷のバリアをまとう「氷結術師」
- ヒーラー系:攻撃もこなせる「ヒーラー」、光柱で治療と攻撃を行う「司祭」、重武装とクォータースタッフで前線に出る「修道士」
- 吟遊詩人系:味方の支援と敵への妨害を行う「吟遊詩人」、バトルファンを持ち戦闘が佳境を迎えるほど強化される「ダンサー」、バトルハープで敵を惑わせる「楽師」
- 盗賊系:敵の隙を突く「盗賊」、ナックルで格闘術を操る「格闘家」、双剣で攻撃するたびにスピードが上がる「デュアルブレイド」
大きな特徴は、装備する武器を変えるだけでクラスも切り替わる点です。4Gamer.net・ファミ通.com・アニメ!アニメ!の日本語版体験記事はいずれもこの仕組みを紹介しており、最初の選択に縛られず、ほかの系統に挑戦できます。切り替えに必要な武器の入手方法など、日本版での具体的な条件は配信後に確認が必要です。
吟遊詩人は「殴る」職業:『マビノギ』シリーズの代表職とされる吟遊詩人は、クラス説明では「リュートを奏でて味方を支援する」見習いクラスとされています(4Gamer.net)。ところがファミ通.comの体験会記事では、見習い吟遊詩人のスキルのほぼ全部が楽器で相手を殴るものだったと報告されています。同記事は転職先について、正統派に強化された「吟遊詩人」、近接攻撃が強化された「ダンサー」、遠距離型の「楽師」と説明しており、転職先で戦い方を選べる設計です。演奏で支援するイメージで選ぶと、序盤は印象が違うかもしれません。
なお、韓国版はサービス開始時には5系統で、盗賊系(盗賊・格闘家・デュアルブレイド)は2025年4月24日のアップデートで加わった系統です。その後も韓国の報道によると、2025年6月に魔法使い系の「電撃術師(전격술사)」、2025年10月にヒーラー系の「暗黒術師(암흑술사)」、2026年4月に戦士系の「騎士(기사)」などが追加されています(日本語名は韓国語からの仮訳)。日本版は盗賊系を含む18クラスで始まりますが、韓国で後から追加されたほかのクラスが日本でいつ実装されるかは発表されていません。
戦闘|6つのスキルとオート・アシスト、手動回避の使い分け
戦闘は、画面右下に並ぶ6つのスキルボタンを使うアクション形式です。スキルにはそれぞれクールタイムがあり(4Gamer.net)、どのクラスでもボタンの数は6つにそろえられています(アニメ!アニメ!の体験記事)。4Gamer.netの記事は、PC版にあった通常攻撃とスマッシュによる“ジャンケンのような相性”の戦闘とは別物になっていると説明しています。

図3の「冒険」にあたる部分の要点は次のとおりです。
- オート戦闘とアシストモード:オート戦闘は通常攻撃のみ、アシストモードはスキルの自動使用まで行います(4Gamer.net)。ただし4Gamer.netの記者は、範囲攻撃を自動では避けてくれないため、慣れるまでは地面に出る予兆を見て手動で回避したほうがよいと書いています。
- コンボとブレイク:手動操作で攻撃コンボを重ねると、ダメージ増加やHP回復などのメリットがあります(ファミ通.com)。スキルを当てると敵の「ブレイクゲージ」がたまり、ブレイク状態の敵には属性ダメージなどの追加効果が乗ります(アニメ!アニメ!)。
- ルーンシステム:スキルごとに強力な特殊効果を付けられる仕組みで、ルーンに応じてスキルが変化します(ファミ通.com、AUTOMATON)。
- 「偶然の出会い」:ダンジョンに入る前にパーティーを組むのではなく、攻略中に同じダンジョンの同じフロアを探索しているプレイヤーと自然に合流し、任意で協力できるシステムです。ソロでもオンにしておけば協力プレイが起こります。
- NPCの同行:戦闘に不慣れなプレイヤーにはダンジョンでNPCが同行します。この場合「偶然の出会い」は起こらず、最後までNPCと進むため、ソロでじっくり遊ぶ選択肢にもなります(ファミ通.com)。
PC版のプレイヤーには懐かしい場所も登場します。4Gamer.netの記者は、試遊で探索できたティルコネイルとダンバートンの周辺から「ラビダンジョン」に潜り、最深部で「サキュバス」と戦った様子を伝えています。4Gamer.netの記事も、皆が集まってのレイドを、試遊ではまだ触れられなかったシステムとして挙げています。韓国版では、高難度ダンジョンの「アビス」や複数人で挑むレイドがアップデートで追加されてきました(韓国の報道)。日本版のエンドコンテンツの構成は、配信後に確認が必要です。
生活|採集・製作・料理、そしてマイホーム
『マビノギ』らしさの中心にある生活コンテンツも受け継がれています。ネクソン日本のプレスリリースは「ヒツジの毛刈りや牛の乳搾り、料理や裁縫、ハウジングなどの生活系コンテンツ」を挙げています。
- 採集と製作:フィールドだけでなく狩り場や街中でも採取物に触れて素材を集め、加工して装備・ポーション・家具・料理などを作れます(ファミ通.com)。4Gamer.netの記者は、採集から制作まで20種の「生活スキル」を確認したと書いています(開発版での確認)。
- アルバイト:一定時間ごとにNPCから依頼される「アルバイト」を受けると報酬がもらえます。PC版でもおなじみの仕組みです。
- 釣り:アニメ!アニメ!の体験記事などで、生産・採集・ハウジングと並ぶ生活要素として紹介されています。
- マイホーム:日本版はサービス開始時から「マイホーム」を用意する予定と、体験会での説明で紹介されています(4Gamer.net・ファミ通.com)。4Gamer.netの体験によると、ある程度ゲームを進めると購入でき、家具や壁掛けの位置・向きを自由に決められ、ほかのプレイヤーを招待することもできるようです。
- ファッションと染色:PC版でおなじみの「染色」も健在です。「染色アンプル」でランダムに現れる色見本から色を探したり、「指定染色アンプル」で好きな色を選んだりして、衣装を自分好みに染められます(アニメ!アニメ!)。
ファミ通.comの記者は、チュートリアル段階ではまだ鍬などの道具を持っておらず、畑や釣り場のコンテンツはメインストーリーを進めた先のお楽しみだったと報告しています。序盤はストーリーを進めることで、生活コンテンツが段階的に開いていく作りのようです。
交流|キャンプファイヤーと演奏、サーバーを超える「ステラドーム」
PC版で印象的だった「たき火を囲む時間」は、本作でも大切に扱われています。キャンプファイヤーは各地に設置されているほか、プレイヤー自身も設置でき、たまり場として機能するだけでなく料理のシェアにも使えます(ファミ通.com)。
コミュニケーションの手段は、チャットだけではありません。エモートやソーシャルアクションに加えて、自作の曲を奏でる演奏機能があり、友人との合奏も可能です(ファミ通.com)。
- ステラグラム:プロフィールから公開したい情報を選んでプロフィールカードを作り、シェアできる機能
- ステラドーム:一定以上の「魅力スコア」を持つプレイヤーが入れる場所。多くのフォトスポットや料理バフがあり、ほかのサーバーのプレイヤーとも交流できる(ファミ通.com)。ただし下記のとおり、交流できるサーバーはリージョンごとに分けられている
韓国のプレイヤーとは一緒に遊べない:ファミ通.comの記事によると、日本でのリリース時点では交流できるサーバーがリージョンごとに分けられ、日本のプレイヤーは日本サーバー間でのみ交流できます。将来的にはグローバルでの共有化も視野に入れているとのことですが、時期は示されていません。
モバイル向けの工夫|縦持ち・横持ちの自動切り替えと「魔法の羅針盤」
本作はスマートフォンでの遊びやすさに多くの工夫があります。
- 縦画面・横画面のシームレス切り替え:端末の向きに応じて画面モードが切り替わります。縦画面では片手操作もしやすくなります(ネクソン日本のプレスリリース、ファミ通.com)。
- 魔法の羅針盤:ワンタッチでクエストを自動進行するナビゲーション機能。NPCとの会話から採集、戦闘までを自動でこなします(4Gamer.net)。
- 移動の快適さ:一定距離を移動すると自動でマウントに乗り、要所にはファストトラベル用の「ムーンゲート」が置かれています(4Gamer.net)。馬などの乗り物はインベントリの重量制限を増やす効果もあります(ファミ通.com)。
- 初心者サポート:「初心者リング」を装備している間は、回復ポーションの自動使用や復活時のバフ、上位装備の推奨といった支援が受けられます(ファミ通.com)。
- PCでの操作:体験会の説明ではPC版はパッド操作にも対応するとされ、4Gamer.netの記者のPC試遊では、マウスで画面上の仮想パッドを操作する方式と、[W/A/S/D]キーで移動する方式の両方に対応していたと伝えられています。
日々のクエストは羅針盤に任せ、ボス戦だけは手動で位置取りする、といった遊び方の切り替えがしやすい設計です。
韓国での評価|大統領賞を含む3冠、売上ランキング1位
韓国でのサービス開始後、本作は高い評価を得ています。ネクソン日本の発表によると、「2025大韓民国ゲーム大賞」では最高賞である大統領賞(大賞)を含む3冠を達成し、Apple App StoreとGoogle Playの両ストアで韓国売上ランキング1位を記録しました。4Gamer.netの報道では、授賞式は2025年11月12日に釜山のBEXCOで開かれ、大統領賞に加えて技術・創作賞の企画/シナリオ部門とサウンド部門を受賞しています(gamebizの記事も同じ内訳)。
4Gamer.netが翻訳掲載した韓国メディアGAMEVUの記事(2025年12月)によると、モバイルインデックスのデータで韓国の月間アクティブユーザー数は2025年8月に約65万人、9月に67万人、10月に76万人。同記事は、料理や釣り、作曲、演奏、製作を通じたユーザー間の交流と、温かみのあるカスタマイズ性で女性ユーザーも獲得し、男女比がほぼ1:1になっていると分析しています。いずれも第三者データと報道に基づく数字で、ネクソンの公式発表値ではありません。
ネクソン側の説明としては、2025年10月20日に韓国で開かれたメディアインタビューで、ネクソンのカン・ミンチョル事業室長が「発売7か月で3,000億ウォン以上の売上を達成した」と述べています(韓国サービス開始から約7か月時点での概数の発言)(韓国・ヘラルド経済の報道)。同じインタビューを伝えたNewDailyによると、10月15日時点の累計ダウンロード数は364万件、ネクソン内部集計の継続率は1日目61%・14日目42%でした。ネクソンの2025年12月期決算でも、「2025年3月のローンチ以降、『マビノギモバイル』は当社業績へ大きく貢献」と説明されています(gamebiz掲載の決算資料)。
課金について|韓国版はパス・メンバーシップ・ファッションとペットのガチャが中心
日本版は「基本プレイ無料 ※一部有料コンテンツがあります。」と案内されていますが、ガチャの対象やパス類の名称・価格は、2026年10月6日時点で日本の公式情報としては公表されていません。参考として、韓国版の課金について報道されている内容を整理します。
- 主な課金要素:韓国のIT・経済メディアinews24のレビュー(2025年3月29日)は、韓国版のビジネスモデルの柱を、バトルパス形式の「冒険家パス」、月額制のバフである「メンバーシップ」、ガチャで入手する「ファッション」と「ペット」と紹介しています(名称は韓国語からの訳)。
- ファッションのガチャ:同記事によると、ファッションはPC版の「衣装(アバター)」を再解釈したもので、ガチャで手に入れた衣装を染色して楽しむ形です。ただし等級が高いほど能力値も上がる点を記者は「やや懸念された」としつつ、競争要素がほぼないため大きな問題はなさそうだと評価しています。純粋な見た目だけのガチャではない点は押さえておきたいところです。
- 運営側の方針:ネクソンのカン・ミンチョル事業室長は、韓国のMMORPG市場では「ごく少数の最上位ユーザーを対象に平均売上を高めていく」作品が主流だったが、その慣性に従わない課金モデルを示したと述べています(NewDaily、2025年10月21日)。同記事は、選択的な課金で課金ユーザー率を上げ、1人あたりの課金額を下げた戦略だと説明しています。
日本版の課金内容は配信後に確認を:上記はあくまで韓国版についての報道です。韓国でも、ルーン合成など確率に頼る育成や、有料アイテムが必要な伝説等級のファッションにも見られる衣装の表示不具合などを、ユーザーの声として取り上げた報道(ゲームトーク、2025年8月8日)があり、評価は一様ではありません。ネクソンは日本版について、日本市場向けに「ハイパーローカライズ」を行うとしており(gamebiz掲載の発表)、課金アイテムの構成や価格が韓国版と同じになるとは限りません。
日本版の配信情報と事前登録報酬
2026年10月6日時点で発表されている日本版のスケジュールと特典は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 事前ダウンロード | 2026年10月5日(月)14:00開始 |
| キャラクター事前作成 | 10月5日(月)14:00〜10月6日(火)20:00 |
| 国内正式サービス開始 | 10月7日(水)予定 |
| 事前登録達成報酬 | ファッションチケット×40、染色アンプル選択ボックス×3、剣士学校制服セット(30万人達成分まで含む。正式サービス開始後にゲーム内で受け取り) |
| TGS2026会場配布クーポン | ファッション装備「オッドアイキャットビーニー」(正式サービス開始後にゲーム内で入力) |
事前ダウンロード後のゲーム画面では、サーバーの選択とキャラクターの作成ができます。キャラクター名は全サーバーを通じて先着順で、他のプレイヤーと同じ名前は登録できません。希望の名前がある場合は早めの登録が必要です。
PC版の動作環境について、日本向けの公式スペック表は今回の調査では確認できませんでした。PCで遊ぶ場合は、公式サイトやPC版ランチャーで最新の要件を確認してください。
どんな人におすすめか
- PC版『マビノギ』を遊んだことがある人:ティルコネイルやダンバートン、ナオやダンカン村長、ラビダンジョンなど、懐かしい場所と人物に新しい物語で再会できます。一方で、スキル制からクラス制への変更や戦闘の作りは別物なので、「同じゲームのスマホ版」ではなく「同じ世界の新作」として触れるのが合っています。
- 戦闘より暮らしを楽しみたい人:採集・製作・料理・釣り・マイホーム・染色といった生活要素が厚く、キャンプファイヤーで過ごすだけの時間も遊びとして成り立つ作りです。
- ほどよい距離感で人と遊びたい人:「偶然の出会い」は事前にパーティーを組む必要がなく、出会った相手と任意で協力する仕組みです。ソロで進めたいときはNPC同行やソロ設定も選べます。
- スマホとPCを行き来したい人:クロスプレイに対応し、縦持ちの片手操作からPCのキーボード・パッド操作まで、場面に合わせて遊び方を変えられます。
まとめ
- 『マビノギモバイル』はネクソンとdevCATによる『マビノギ』シリーズ最新作のオンラインRPG。iOS・Android・PC(Windows)対応、基本プレイ無料で、日本では2026年10月7日(水)に正式サービス開始予定。
- 2017年7月の初公開から延期を経て、韓国では2025年3月27日にサービス開始。2025大韓民国ゲーム大賞で大統領賞を含む3冠、韓国の両アプリストアで売上1位を記録した。
- 舞台はPC版と同じエリンだが、物語は本作オリジナル。ナオ(CV:田中理恵)、ラサ(CV:植田佳奈)、モーリー(CV:悠木碧)などが日本語ボイスで登場する。
- 日本版は6系統・計18クラスでスタート。見習いクラスから3つの上位クラスへ転職し、武器を持ち替えるだけでクラスを切り替えられる。
- 戦闘は6スキル制で、オート・アシストと手動操作を使い分ける。「偶然の出会い」で、ダンジョン攻略中に他のプレイヤーと自然に協力できる。
- 生活と交流の要素が厚い。採集・製作・料理・アルバイト・染色に加え、日本版は開始時からマイホームを用意する予定。キャンプファイヤー、演奏・合奏、ステラドームで交流できる。
- サーバーはリージョンごとに分かれ、日本のプレイヤーは日本サーバー間で交流する。キャラクター名は全サーバー共通の先着順。
「もし別の世界で暮らせるなら、この世界で暮らしたいか」――開発ディレクターのイ・ジンフン氏は、ファミ通.comの体験会記事でこの問いと向き合いながら本作を作ってきたと語っています。強くなることよりも、そこで過ごす時間そのものを楽しむ。20年前にPC版が掲げた“ファンタジーライフ”が、スマートフォンの中でどう形を変えたのかは、10月7日からエリンで確かめられます。
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