転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めますは、魔術を愛する第七王子ロイドを主人公にした謙虚なサークルのWeb小説です。天界の章で物語の中心に立つのが、教会の総本山である聖王庁の頂点、聖王です。魔王ベアルが「思い出すのも忌々しい」と語ったのはかつての聖王で、サルームに現れた当代の聖王は、平和主義者を自称する黒髪の「普通」の青年でした。

この記事では、原作のWeb版(小説家になろう版)の本文をもとに、聖王の立場と正体、魔曲の力、ベアルとの因縁、神の正体を知って「神になる」と決めるまで、そして最新話までの動きを整理します。

ネタバレ警告:この記事はWeb版の第199話(聖王の名前が初めて出てくる話)から最新の第257話までの重大なネタバレを含みます。特に、天界の章(第217〜232話)で明かされる神の正体と聖王制度の真相に触れます。書籍版では8巻の紹介文に聖王が出てきます。TVアニメ(第2期まで)に聖王は登場していません。

この記事の基準:話数と台詞は、小説家になろう版(作品コードN5657FV)の本文で確かめたものです(2026年10月26日に全257話を取得)。書籍版・漫画版・アニメとの違いは後半の節で分けて扱います。

聖王の正体と現在(結論)

  • 立場:教会の総本山・聖王庁の頂点。天啓を受けた候補の中から厳しい試練を越えて選ばれ、「神の下でその力を直接振るう執行者」とされる(第199話)。個人の名前は第257話まで明かされない
  • 力:代々の聖王に伝わる魔曲の使い手。自作の『へいわのうた』で魔王ベアルの戦意を奪い、核だけの状態にした(第204〜205話)
  • 聖王制度の裏:天界の神は、本物の神に成り代わった暴食の魔王グラトニーで、聖王制度はグラトニーがいつでも融合できる予備の体を確保するためのものだった(第227話、グラトニーの説明)
  • 現在:神を信じられなくなり、「神が信じられないなら僕が神になればいいんだ」と決めて、魔王の座を狙うギザルムと手を組む(第232話)。第256話ではサルームの城下を魔曲で守った。第257話には出てこない

聖王と周囲の人物の関係をまとめたのが図1です。

聖王とベアル、神(グラトニー)、ギザルム、サリア、リーゴォ、ロイドの関係図
図1:聖王をめぐる関係(小説家になろう版の第199〜256話から整理)

基本プロフィール

項目内容
名前聖王(役職の名前)。個人の名前は出てこない。世界樹ダンジョンの兵士は「セイオーさん」と呼ぶ(第244話)
立場聖王庁の頂点で、神の執行者。ベアルは「今代の聖王」と呼ぶ(第203話)
初登場第199話でベアルの昔話に名前が出る。本人は第201話の冒頭で名前を伏せたまま棺のギザルムを蘇らせ、同じ話の聖王歓迎祭に現れる。第203話で正体が分かる
外見・生まれ「黒目黒髪に中庸な体躯、普通の背丈、平凡な顔立ち。」(第242話)。山しかないような田舎の貧しい村で、教会の子として育つ(第221・232話)
能力魔曲と、言葉に力を乗せる『声』。本人いわく「対魔族用」
ロイドとの関係ライブフェスで共演し、天界では同行者、エルフの国では案内役。聖王によると、ロイドは聖王庁で「要注意人物」とされている(第204話)
アニメの声優TVアニメ(第2期まで)には登場していない

聖王の正体

聖王庁の頂点に立つ神の執行者

聖王が初めて話題に上るのは第199話です。魔軍進撃の昔話でベアルが「もう一人厄介な者がいた」と言うと、グリモが「聖王……ですな」と言い当て、ベアルがうなずきます。地の文は、元教皇ギタンから聞いた話として、何年かに一度、教会で天啓を受けた者が候補になり、厳しい試練を乗り越えた者が聖王になると説明します。教皇イーシャでさえ会ったことがない、「滅多に聖王庁をお離れにならない方」でした(第200話)。その聖王がサルームを視察に来ることになり、国を挙げた聖王歓迎祭が開かれます。

名前のない「普通」の青年

歓迎祭の日、ロイドはトイレの個室の取り合いで一人の青年と鉢合わせます。黒髪も服も顔立ちも普通で、「まさに全身普通を絵に書いたような青年であった」と書かれる人物です(第202話)。青年は「争いは平和主義者である僕の最も忌むべきものでね。争うくらいなら死んだ方がマシだとさえ思っている。」とまくし立て、ジャンケンさえ争いだと断りました。第203話、ベアルが特殊な結界で聖王一団を切り離すと、護衛の一人がフードを取ります。トイレの青年が聖王でした。ロイドは、中央に座っていたのは身代わりだろうと察します。白フードの中身を魔力人形かと聞かれた聖王は「まぁそんなトコ」と答えました。

平和主義の原点は貧しい村

第232話の地の文によると、聖王の生まれた村はとても貧しく、少ない食料を巡って毎日のように争いが起きていました。聖王は「幾分か裕福な教会の子として生まれ育ち」、それを見てきたからこそ平和な世界を願います。聖王になって力を振るうと村の争いは収まり、聖王は「絶対強者である神に従っていれば間違いはないのだ」と思いました。ところが命じられて相手を裁くうちに、指定された亜人を倒せば封印が解けて魔物があふれ、人間を倒せば反乱が起きる、ということが重なります(第217話)。地の文は、疑問を胸にしまい込んだ聖王が「いつしか心を閉ざしていた」と書いています。

聖王制度の裏側:グラトニーが用意した予備の体

聖王が仕えていた神は、本物の神ではありませんでした。第227話、聖王の体に入り込んだ神は、ロイドに暴食の魔王グラトニーだと見破られ、こう語ります。「こうして神の座を得た余は人間どもを利用すべく聖王制度を作った。人の中でより余の魔力体と相性が良い者を予め選び、使徒とすることでいつでも融合可能な予備としたのだよ」。ロイドはこれを聞いて「聖王はその器ということか」と受け止めます。図2は、作中の表向きの説明とグラトニーの説明を並べたものです。

聖王制度の表向きの説明と、グラトニーが語った真相を比べた図
図2:聖王制度の表と裏(小説家になろう版の第199・220・226〜232話から整理)

グラトニーは「この者は歴代聖王で最も強い力を持っていたが、下らん平和主義者で持って生まれた力を十分に使えぬ腰抜けだったからな。」とも言い放っています。

能力:魔曲と『声』

魔曲は「代々聖王に伝えられる技で特殊な術式を曲に束ねることで魔術と似たような効果を得るもの」です(第204話の地の文)。聖王が口にする言葉も「音」なので、魔曲の一端とされます。名前の出てくる魔曲は次の通りです。

魔曲・技効果と使った場面話数
『声』「僕は戦わない」の一言でベアルの動きを止める。ロイドは、言葉そのものを術式化していると見る第203話
『へいわのうた』聖王の自作で「ひとたび聴けば戦う気なんて毛ほども起きなくなる」。ベアルは核だけになり、結界の外にいたサリアまで楽器が弾けなくなった第204・205・209話
『よびだしのうた』「ターゲットに因縁深い存在を魔力により具現化させるという魔曲」。倒されたはずの魔族ギザルムを棺から蘇らせた第201・204・208話
『ちからのうた』鼻歌で歌っただけで、天界の監獄の鎖を砕く第220話
『かいふくのうた』痛みを和らげる。世界樹が崩れて傷ついたエルフたちに聴かせる第250話
『あやつるうた』サルームの城下に押し寄せた兵百足を操り、同士討ちさせる第256話

弱点もはっきりしています。本人は「僕の力はあくまで対魔族用、人相手は効果が薄いし、なにより僕は平和主義者。」と言い(第204話)、ロイドも「魔力自体は低いし、戦闘時の動きにも特筆すべきものは感じられなかった」と見ています(第205話)。魔曲は使い手の精神状態や体調の影響を強く受け、神の力を神への反逆に使うことはできない、とも説明されます(第220話)。

それでも聖王は、宮殿の各階を守る天界64神を「説得し倒して」最上階まで登りました。自分からは攻撃せず、相手が力尽きるまで語りかけ続けたといいます(第226話)。ロイドは聖王の魔曲を観察して回復の魔曲を作り(第205話)、フェスで編み出した魔曲(魔術の無限連鎖)を天界での『吸魔』に応用しています(第214・229話)。

人間関係

魔王ベアル:倒しに来た相手を「良い奴」と見極める

第203話、ベアルは「かつて貴様の先祖と戦った魔王」と名乗り、聖王は「かつての聖王との戦いで力尽きて消えたとか伝え聴いているよ」と返します。ベアルは「あれはマグレだ。次は我が勝つ!」と言い返しましたが、第199話では「我は奴とは一度として戦えておらん」と語っていました。本文はこの食い違いを説明していません。聖王は「僕がここに来たのは君を無力化する為なのだから」と言い、魔曲でベアルを倒しました。

それでも、とどめは刺しませんでした。神に理由を問われると「魔族だからといってまだ何も悪さしてない者を倒す必要ってあります?」と反論し、ベアルは聖王を倒そうとはしたが「他の人間を巻き込もうとまではしなかった」と答えます(第217話)。第223話、神が聖王を狙って光を放つと、ベアルは尻尾を広げてかばい、自分の魔力体を焼かれました。聖王は「魔王……お前、やっぱりいい奴だったんだな……! ありがとう。嬉しいぜマジで」と笑います。ベアルの側から見た因縁は魔王ベアルの正体ネタバレ解説で扱っています。

ギザルム:呼び出した魔族と、互いを利用する同盟

第201話の冒頭、名前を伏せた青年が、棺から起き上がった男に「あ、でも僕が君を生き返らせた本人だよ」と告げます。男はロイドに消されたはずの魔族ギザルムでした。断るなら「もう一度虚空に返すだけ」と言われて体が崩れかけたギザルムは、協力を承知します。青年の名前は出ませんが、第208話でギザルムが聖王に「俺を黄泉返らせた理由」を問うので、聖王だと分かります。聖王が使ったのは『よびだしのうた』で、ロイドと因縁の深い敵を味方に付けるか、呼んだ相手から情報を集めるつもりだったのに「まさか魔族が出てくるとは」という誤算でした(第208話)。ギザルムが歓迎祭の会場に姿を現し、ロイドの術を打ち消すのは第204話です。ギザルムには『ロイドを除く他者への攻撃を封じる』という比較的軽い縛りがかかっています(第245話の地の文)。第245話は、縛りは術者の認識どおりに働くとは限らず、力量の差が大きいと弱まるとも説明しています。聖王はギザルムを「ギザギザくん」と呼び、天界の監獄では拷問官に生まれた村を人質に取られたところを、ギザルムの蹴りに救われました。ギザルムは縛りのせいで「あんな雑魚すら殺れん」とぼやいています(第220話)。

第232話、ギザルムは、グラトニーが神の宝物庫に隠していた融合の術式入りの魔石を手に入れ、魔王になるために魔界から来たと明かします。魔王になる資格を問う聖王に、ギザルムは、資格など下らない、自分のやりたいようにやって魔王の座をいただくだけだと答えました。これを聞いた聖王は「神が信じられないなら僕が神になればいいんだ」と思い至ります。聖王は「彼を上手く利用すれば僕が神になることも可能……!」と考え、ギザルムは聖王を融合で取り込めば神聖属性への抵抗も魔曲も手に入ると考えていました。互いの腹の内を薄々察しながら、聖王が「いいとも。相互協力といこうじゃないか」と応じて、二人は手を組みます。

サリア:音楽を奪った相手との共演

『へいわのうた』は結界の外にいた第四王女サリアにまで届き、サリアは楽器が弾けなくなりました。謝りに来た聖王にロイドが出した案は、サリアの代わりにライブフェスで演奏することです(第209話)。サリアが「いいわよ。あんたがやりなさい」と認め(第210話)、本番では音楽を始めた理由を思い出したサリアが聖王の座るピアノ椅子に半分腰掛けて弾き始めます。聖王は「……驚いた。僕以上の演奏だね。」と認めました(第214話)。魔王の復活を手伝った理由をギザルムに聞かれると、聖王は「強いて理由を言うなら、その方が面白そうだったから、かな。」と答えています(第215話)。サリアの側から見たスランプと復活はサリアのネタバレ解説で扱っています。

ロイド:力を当てにする、つかみどころのない相手

聖王は初対面ではロイドの方を魔王だと思い込んでいました(第203話)。エルフの国では世界樹ダンジョンへロイドを導きますが、独り言では「『アレ』の手がかりが見つけられるかもしれない……! さぁ僕の手のひらで踊っておくれよロイド君!」と、ロイドの力を当てにしていることを明かしています(第243話)。ロイドの側から見た出来事はロイドのネタバレ解説にまとめています。

物語での歩み(第199〜256話)

聖王の登場場面を話数順に並べたのが図3です。

聖王の初登場から最新の第257話までの年表
図3:聖王の歩み(小説家になろう版の第199〜256話から整理)

第217〜230話:神への反論と天界の監獄

第217話、ヴェールの向こうの神に詰め寄られた聖王は「でも僕は聖王、圧倒的強者である神の言葉を伝えるという立場なんだ。故に相手の言葉を聞き、行動を判断し、その上で判決を下す義務がある。」と言い返し、光に包まれて消されます。第220話では天界の監獄で拷問を受けても涼しい顔で、ギザルムに助けられて鎖を砕き、脱獄しました。第221話でロイドたちと再会し、監獄の最奥に閉じ込められていた老人を牢から出します(第222話)。この老人リーゴォこそ、グラトニーに敗れて幽閉されていた本物の神でした(第230話)。

第223話、神は聖王の訴えを聞くふりをして光で撃ちます。それでも聖王は「あんたを完膚なきまでに説得してやる!」と最上階を目指しました。第226話、最上階から空間の穴を通ってロイドたちのいる場所に出たところで黒い泥に呑まれ、第227話でグラトニーに体を乗っ取られます。ベアルは、泥は聖王を吸収するためのもので、そのために聖王を呼び寄せたのだと見抜きました。聖王は戦いの途中で吐き出され、目を回していた程度で済んでいます(第230話)。

第232話:信じていたものが崩れる

天界事変の後、聖王は「僕はただ、平和な世界を作りたかっただけなんだけどなぁ」とつぶやきます。神も間違え、より強い者に負けることもある一つの生命だと悟り、自分の価値観を見失いかけたところで、前の節のようにギザルムと組みました。表向きは聖王庁に戻って仕事を続けることにした、とロイドは聞いています。

第242〜250話:エルフの国の観光大使

エルフの国エルフリーデンで、女王が寄越した案内役として現れたのは、『観光大使』の旗を持つ派手な格好の聖王でした(第242話)。サルーム観光をしていたら馬車に先に帰られ、歩いて帰る途中に迷いの森で遭難し、エルフに助けられたといいます。聖王は、世界樹の最奥にあるダンジョンの核にはエルフを長寿にする力が秘められているという言い伝えを話して、ロイドを世界樹ダンジョンへ導きました(第243話)。その後はギザルムの空間転移でロイドたちの後に続き(第245話)、世界樹が崩れた後は負傷者に『かいふくのうた』を聴かせています(第250話)。

第256話:サルームの城下を守る

天宙城との決戦では、クラウゼンが落とした王百足から孵った兵百足がサルームの城下に押し寄せます。聖王は「やれやれ、一つ貸しだぜロイド君――『あやつるうた』」と魔曲を奏で、虫たちを同士討ちさせました。そばでは黒い影が攻撃の余波を打ち払っており、ロイドは気に留めません。聖王と言葉を交わすこの声の主は名前こそ出ませんが、ここの民を「折角見つけた奴の弱点」として温存しようと考えており、第252話でロイドの周りの人間を弱点と見たギザルムと読めます。

最新話(第257話)時点の状況

2026年10月26日時点の最新話、第257話「潜入、天宙城。前編」に聖王は登場しません。最後に出てくるのは第256話で、サルームの城下で民を守っている場面です。神になる道を探したままギザルムと行動を共にしており、表向きは聖王庁の聖王のままです。本物の神リーゴォが座に戻った天界とどう向き合うのかは、まだ描かれていません。

まだ明かされていない謎

考察ポイント:Web版の第257話までで、聖王について答えが出ていない点を挙げます。いずれも本文に答えはなく、今後の展開待ちです。
・聖王の個人の名前
・歴代の聖王のつながり。ベアルはかつての聖王を「貴様の先祖」と呼びますが(第203話)、聖王は天啓を受けた候補から試練で選ばれ(第199・232話)、グラトニーは魔力体と相性の良い者を選んでいたと語ります(第227話)。血のつながりがあるのかは書かれていません。ベアルの「一度として戦えておらん」と「あれはマグレだ」の食い違いも説明されないままです
・神の力で神に逆らえた理由。神への反逆には使えないはずの力で天界の鎖が切れ、天界と真逆の存在である魔族まで呼び出せたことを、聖王自身が不思議がっています(第220話)。当時の神がグラトニーだったことと関係するのかは書かれていません
・世界樹の地下で探していた「アレ」の正体(第243話)
・ギザルムとの同盟の行方。互いに相手を利用するつもりのまま続いています(第232・245話)

書籍版・漫画版・アニメでの聖王

講談社の書籍8巻(2024年7月2日発売)の紹介文に聖王が出てきます。ロイドが「聖王という滅多に世俗に現れない尊い方がやってくるのを歓待するための音楽」に誘われ、「その聖王はなんだか怪しい上に、ともにやってきたのは、過去に大きな因縁を持つあの――!?」と結ばれる紹介文で、Web版の聖王歓迎祭(第200〜204話)と同じ流れです。読者のレビューブログ「こもの読書感想」によると、聖王の魔曲から天界とグラトニーとの戦いまでが8巻に収められています。

漫画版(マガジンポケット、作画 石沢庸介)は、2026年10月24日配信の第226話の時点で学園編に入ったところで、講談社の漫画単行本の紹介文(22巻まで確認)にも聖王は出てきません。マガポケのキャラ人気投票(漫画版の読者投票)の第3回・第4回の公式画像にも、聖王の名前はありません。TVアニメは第2期(第13〜24話)の教会編まで放送され、聖王は登場していません。Web版の物語の全体像はWeb版ストーリー全ネタバレ解説にまとめています。

まとめ

  • 立場:聖王庁の頂点に立つ神の執行者。名前は明かされず、黒髪の「普通」の青年で、平和主義者を自称する
  • 力:代々の聖王に伝わる魔曲。『へいわのうた』でベアルを無力化し、『よびだしのうた』でギザルムを呼び出した。本人いわく対魔族用で、魔力自体は低い
  • ベアルとの因縁:魔王を倒しに来たが見逃し、神の命令に逆らった。天界ではベアルにかばわれる
  • 聖王制度の真相:天界の神は暴食の魔王グラトニーで、聖王はいつでも融合できる予備の体として選ばれていた
  • 現在:自分が神になると決めてギザルムと手を組む。第256話でサルームの城下を守り、第257話には出てこない