転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めますは、魔術を愛する第七王子ロイドを主人公にした謙虚なサークルのWeb小説です。その学園編でロイドたちの前に立ちはだかるのが、魔軍四天王でした。数百年前の「魔軍進撃」で魔王ベアルに仕え、魔術の祖ウィリアム=ボルドーに封印されていた四人の魔族です。最初の一人、緋のヴィルフレイが倒れたあと、残る翠のガンジート、蒼のシェラハ、黒のゼンの三人は、魔王の「器」である少女コニーに近づこうと動き出します。

この記事では、原作のWeb版(小説家になろう版)の本文をもとに、魔軍四天王の正体、三人の能力と戦い、最期、核のその後までを整理します。

ネタバレ警告:この記事はWeb版の学園編のうち第169〜197話を中心に、聖王・天界の章(第215〜231話)、最新の第257話までの重大なネタバレを含みます。TVアニメ(第2期まで)に魔軍四天王は登場していません。

この記事の基準:話数と台詞は、小説家になろう版(作品コードN5657FV)の本文で確かめたものです(2026年10月26日に全257話を取得)。書籍版・漫画版・アニメとの違いは最後の節で分けて扱います。

魔軍四天王とは(結論)

  • 魔王ベアル直属の四人:緋のヴィルフレイ、翠のガンジート、蒼のシェラハ、黒のゼン。数百年前の魔軍進撃でウィリアム=ボルドーに封印されていた(第173・174・199話)
  • 正体はベアルの分体:ベアルは「余の一部である魔軍四天王」と言い、ロイドは身を分けた分体だと見る(第194話)。魔力はベアルの一割程度(第215話、ロイドの見立て)
  • 目的は魔王の復活:残る三人は、ベアルの核を宿すコニーを「器」と呼んで近づこうとした(第178・181話)
  • 最期:ガンジートはシルファとレンに倒された(第185話)。シェラハとゼンはロイドに敗れたあと自分の胸を貫いて消滅し、その死で封印が綻んで、ベアルがコニーの体で目覚めた(第193〜194話)
  • その後:三人の核はベアルの中で眠り、第215話の「融合」に使われた(ヴィルフレイの分は欠けた)。第217話以降、四天王の名前は本文に出てこない

四天王と周りの人物の関係をまとめたのが図1です。

魔軍四天王と魔王ベアル、ウィリアム、コニー、ロイド、シルファとレン、ビルギットの関係図
図1:魔軍四天王をめぐる関係(小説家になろう版の本文から整理)

基本プロフィール

項目内容
主魔王ベアル。四天王は「我らが主」「魔王様」と呼ぶ(第178・186話)
メンバー緋のヴィルフレイ、翠のガンジート=ジルガーディ、蒼のシェラハ=ベイルブルー、黒のゼン=ディークロウ(三人の姓は第178話のグリモの説明)
初登場ヴィルフレイは第169話。残る三人は第178話で、水晶越しに戦いを見る「三人の男女」として登場
ロイドとの関係敵。ガンジート以外の三人はロイドが倒した
アニメの声優TVアニメ(第2期まで)は教会編までのため未登場。声優は未発表

メンバー一覧

名前異名・評判戦い方最期
緋のヴィルフレイ「最弱を自称していた」が実力は大差ない(第178話、女性の四天王の評)魔力体を炎に変えるロイドの『灰魔神牙』で消滅(第177話)
翠のガンジート=ジルガーディ剣魔ガンジート。天魔一刀流の創始者(第184話)剣術と地形を操る力。人の体を乗っ取るレンの練毒刀の薬で消滅(第185話)
蒼のシェラハ=ベイルブルー本人いわく「魔王様をも唸らせた」舞の使い手(第192話)舞『流水演舞』で魅了し、水の刃を飛ばすロイドに敗れたあと自死(第193〜194話)
黒のゼン=ディークロウ魔軍四天王最速(第186・187話)大槍と『嵐身旋体』。雷を操るロイドに敗れたあと自死(第193〜194話)

正体:魔王ベアルが身を分けた「分体」

四天王の主が「魔王様」だとわかるのは第178話、その魔王がベアルだとわかるのは第194話です。目覚めたベアルは、封印が解けた理由を「余の一部である魔軍四天王が身を捧げることで共鳴を起こす」と説明し、独白でも「魔軍四天王《我が分身》どもが相手なら、そこそこは戦えそうだったがな」と言っています(《》内も原文の文字)。ロイドはベアルから四天王と似た魔力を感じ取り、「恐らく身を分けた分体というやつだろう」と考えました。

力は本体に遠く及ばず、第215話でロイドは「こいつらはベアルと比べれば一割程度の魔力しかない、言っちゃ悪いが雑魚である」と見ています。ただしこれは魔王と比べた話で、第193話のロイドは、魔族の中でも四天王は別格だと考えていました。四人の間に上下はなく、シェラハは「私たち四天王はあくまでも対等な立場」と言っています(第190話)。

魔軍進撃とウィリアムの封印

四天王が封印されたのは、数百年前の「魔軍進撃」です。魔界の軍勢が大陸を襲い、天界まで巻き込んだ戦いは十五年続きました(第174話)。ジリエルは四天王を「魔軍でも最強の戦力、ウィリアムすらも苦戦させたその力は一騎当千」と説明し(第174話)、ベアルもウィリアムを「我の相手をしながらも、四天王を含む魔族の強者を封じていく手腕は見事としか言いようがなかった」と振り返っています(第199話)。

ヴィルフレイが倒れたあと、ほかの四天王の封印の祠は壊されて空っぽだとわかり、ノアとガゼルは、ヴィルフレイが仲間の封印を解いたのだろうと結論しています(第179話)。

狙いは魔王の「器」コニー(第178〜181話)

第178話の最後、ヴィルフレイ戦を水晶で見ていた三人の会話が「即ち我らが主、魔王様の復活――」と目的に行き着くと、水晶の映像は学園の生徒コニーに切り替わります。魔道具作りが得意なこの少女が、のちに魔王ベアルの核を宿していたとわかります(コニーのネタバレ解説を参照)。

第181話、ウィリアムが封じたダンジョンの奥で、コニーが四天王の封印石の数倍はある巨大な封印に触れると、水晶で見ていた三人は色めき立ちます。「うむ、しかも器との接触により封印に亀裂が入ったようだの。魔王様の魔力は確実に器へと流れ込んでおる」。ただ、流れ込む量は少なく、このままでは「魔王様が復活する前に器の寿命が尽きてしまうぞ」。「配下である我らが器に接触できれば覚醒が早まるかもしれぬが……」と考えたところで、邪魔になるのがロイドでした。そこで名乗り出たのが「この翠のガンジート」です。

メンバーそれぞれの歩みと能力

四天王の動きを話数順に並べたのが図2です。

魔軍四天王の封印から学園編での戦い、最期、融合までを話数順に並べた年表
図2:魔軍四天王の動き(小説家になろう版の第169〜257話から整理)

翠のガンジート:天魔一刀流の「剣魔」(第181〜186話)

ガンジートは一人称が「ワシ」の老練な剣士です。第183話では農村の老人に化けてロイドたちを探り、コニーが村を救うために持ち出したウィリアムの遺産「封魔器」に目をつけます。「あれは人の魔力のみを消失させる魔道具。我ら魔族には効果がなく、それ故に封印されていた物よ」。

第184話、コニーの故郷の村で、コニーが封魔器を起動してロイドの魔力も弱まったところへ、門番のダンカンが背後から槍を突き出します。ガンジートがダンカンの体を乗っ取っていたのです。グリモはその構えを見て「天魔一刀流創始者にして最強と謳われたあの剣魔ガンジート」だと気づき、本人も「如何にもワシの名は魔軍四天王が一人、剣魔ガンジート」と名乗りました。

相手はシルファでした(第185話)。ガンジートは高速の突き「斬々蟲」を同じ技で打ち返され、体から出て行くよう促されても「こうしておれば男が人質代わりになってお主の剣筋も鈍るじゃろ」と取り合いません。そこから地面をうねらせて土に紛れ、死角から斬りかかる地形操作、高みから飛び降りる「剣魔一文字」と技を重ね、武身術の反動で血をにじませたシルファには「お主がその小僧を殺し、ワシを新たな主と崇めるのであればお主の命だけは生かしておいてやっても良いぞ?」と持ちかけます。これがシルファの怒りに火をつけ、空中へ打ち上げられて地面を操れなくなったガンジートは、抜刀の「牙真斬」もかわされて、斬撃の嵐で叩き落とされました(シルファのネタバレ解説を参照)。

とどめはレンの練毒刀でした。崩れ落ちて「ば、馬鹿な……魔軍四天王であるワシにはどんな毒も効かぬはず!」と叫ぶガンジートに、レンは「――薬だよ。それ」と返します。人には無害で、取り憑いた魔力体だけを殺す薬です。ガンジートはダンカンの中から消滅し、ダンカンは気絶しただけで済みました(第185〜186話)。

その後ロイドは、コニーの魔力が増え始めたのは「ガンジートがあの祠に激突した直後――だった気がする」と考えます(第186話)。残る二人の会話でも「かの地には我らが主の一部が眠っていた。大立ち回りをすることで周囲の注意を引き、その隙を狙って封印を破壊したのだろう。……見事な最後であった」と語られます。ただし、これは残る四天王の見方で、ガンジート自身が第183話で語った計画に祠は出てきません。

黒のゼン:四天王最速の正直な武人(第186〜194話)

次に動いたのは、身の丈ほどもある槍を携えた大男、黒のゼンです。「俺はガンジートのような知略もなければ、お前のようなしたたかさも持ち合わせていない。戦いの激情に任せ、突っ込むことしか出来ない戦馬鹿だ」と自分を評し、単独で学園へ向かいました(第186話)。武器は「魔軍四天王最速」の速さです。結界が切り替わった一瞬に学園へ入り込み、気づかれない速さで部屋を覗いてコニーを探しますが、第二王女ビルギットのベッドを守る結界に弾き飛ばされました(第187話)。

ビルギットの「結晶核」は、一万年前の超文明都市サンドロの遺物でした(第188話)。ゼンは体を膨らませて旋風に背を押させる『嵐身旋体』、螺旋のように刺突を打ち込む『嵐身旋体・渦巻』で結界を一つ砕きますが、ビルギットが次々に出す結晶核の四角形の結界に囲まれて捕まりました(ビルギットのネタバレ解説を参照)。

捕まったゼンは「……殺せ」と言いますが、ロイドは学園祭を手伝わせることを提案します(第189話)。ゼンは「確かに俺は敗北したが、心まで屈したつもりは毛頭ない。仲間を売るような行為だけは決してないと思って貰おうか!」と念を押して引き受け、開会式では雷で空に花火を咲かせました(第190話)。首を切らせて抜け出す手段もありましたが逃げず、地の文はその理由を「力が全ての魔界において、ゼンは馬鹿がつくほど正直な男だった」と説明し、陰で脳筋と言われながらも慕う若い部下が大勢いたと書いています(第190話)。

最後の戦いは第193話です。シェラハがロイドに倒された直後、ゼンは拘束を破って背後から突きかかり、「シェラハよ、お前が命を賭して作ったこの機会、必ずモノにしてみせる!」と叫びます。ロイドは幻想系統魔術『模写姿』で、幻ではなく実際の体として第一王子シュナイゼルの姿になり、光の大剣で「ラングリス流大剣術――鬼神腕」を放って、構えた槍ごとゼンを断ち切ります。グリモは「魔軍四天王最強の武力と言われるゼンを槍ごと、しかもたった一撃で」と驚いています。

蒼のシェラハ:流水演舞で魅了する踊り手(第186〜194話)

紫色の長い髪の美女シェラハは、ゼンの言う「したたかさ」の持ち主です。捕まったゼンが素直に学園祭を手伝う様子には「……そうよね? ゼン。信じてるからね? 頼むわよ?」と不安を隠せません(第189話)。夜の裏庭でゼンを問い詰めたあと、互いに単独で動くことにしました(第190話)。

学園祭の最終日、シェラハは魔力を抑えて人に紛れ、ノアをパートナーにダンスパーティーへ出ます(第191〜192話)。技は、魔力を乗せた舞『流水演舞』です。踊りに合わせて魔力の波長を変えることで見る者の意識を奪い、ノアも周りの生徒も客も、コニーや、ロイドの両手に宿るグリモとジリエルまでが魅了されました。「魔軍四天王が一人、蒼のシェラハ。我が舞は周囲全てを魅了する!」。ところがロイドにだけは効きません。「そんなこと言われても、俺はダンスに興味ないからなぁ」。シェラハは「くっ、魔王様をも唸らせた私の舞が通用しないなんて……!」と愕然とします。

それでもシェラハは手を打っていました(第193話)。グリモとジリエルが正気を失ったため、ロイドは二人の「口」を借りられず、三重詠唱の『灰魔神牙』が使えません。コニーはロイドの両手をつかんで離さず、水の刃は周りの生徒にも飛んできます。「卑怯? 卑劣? 何とでも罵りなさいな。私はその為にこうして舞台を整えたの」。これに対しロイドは、神聖魔術『光武』で術式だけでできた光の剣「光武・術式刀」を作って斬りかかりました。シェラハがノアを盾に突き出しても、魔族にだけ働く浄化系統の術式でできた刃はノアの体をすり抜けてシェラハを両断し、最後は「ラングリス流剣術――竜頭牙尾」の連撃で、シェラハは崩れ落ちました。

緋のヴィルフレイ(第169〜177話)

四天王で最初にロイドと戦ったのが緋のヴィルフレイです。グリモの本来の主人で、第177話にロイドの三重詠唱魔術『灰魔神牙』で消滅しました。詳しくは緋のヴィルフレイの正体ネタバレ解説にまとめています。

ガンジート、ゼン、シェラハの戦いを並べたのが図3です。ガンジートは封魔器でロイドの魔力が弱まった瞬間を狙い、シェラハは魅了でグリモとジリエルを封じたうえで戦いました。策を持たないゼンは、シェラハが倒された直後の隙に突っ込んでいます。

ガンジート、ゼン、シェラハの三人の戦いの相手、技、決め手、結末を比べた図
図3:三人の戦いの比較(小説家になろう版の第183〜194話から整理)

最期:命を捧げて魔王を目覚めさせる(第194話)

ロイドは、倒したゼンとシェラハから魔界の知識を聞き出すつもりでした。ところが空間系統魔術『次元保庫』にしまおうとしたとき、二人は自分の腕で自分の胸を貫いていました。

「これ、で……私たちの役目は終わり、ね……」「あぁ……我が主もようやく目覚められるだろう……」。二人はどこか満足げな顔で消滅し、霧散した魔力の粒子はコニーのほうへ流れていきます。起き上がったコニーの体で目覚めたのが、魔王ベアルでした。ベアルは周りに漂う二人の魔力の霧に「うむ、よく働いてくれた。大義であったぞ。褒めて遣わす」と声をかけ、霧は嬉しそうにしていたと書かれています。

ベアルの説明では、学園に封印された「我が魔力の大部分」の封印が綻んでいたところに、四天王が身を捧げたことで共鳴が起きました。ロイドは、分体の死が本体への最大の呼びかけになると分析しています。ベアルの正体と復活の仕組みは魔王ベアルの正体ネタバレ解説で詳しく扱っています。

核のその後:ベアルの「融合」(第215〜216話)

四天王の役目は、死んで終わりではありませんでした。聖王の魔曲で弱ったベアルは、フェスでの演奏で復活したあと(第215話)、魔族の奥義『融合』を見せると言って四天王を呼び出します。「そうとも、こやつらは我が直属の四天王――緋のヴィルフレイ、翠のガンジート、蒼のシェラハ、黒のゼン。魔王たる我が封印を破るべく命を捧げたが、その核は我が中で休眠しているのだ。こやつらと融合すれば我が力は数倍にも膨れ上がる!」。

融合したベアルの外見には「ちょいちょい四天王たちの特徴が現れて」おり(グリモの言葉)、魔力はロイドの見立てで元の二倍から三倍近くに増えました。ただ、見えた魔力体は三つだけで、ヴィルフレイがいません。ジリエルは、ロイドが細切れにして消滅させたためベアルに吸収されなかったのかもしれないと推測し、グリモも灰魔神牙の威力を理由に挙げています。代わりにロイドが自分の魔力体を作って融合させ(第216話)、そこから天界の章が始まりました。

最新話(第257話)時点の魔軍四天王

天界の章の終わりに本物の神が融合を解き、ロイドは元の体に戻りました(第230〜231話)。このとき四天王の核がどうなったのかは書かれていません。第217話から最新の第257話「潜入、天宙城。前編」(2026年10月24日更新)まで、四人の名前も「四天王」という言葉も本文に出てこないため、三人の核がベアルの中に残っているのかどうかはわかりません。主のベアルも第238話で一度魔界へ帰ると告げ、天宙城編では里帰り中です(第253話)。

考察:残された謎

考察ポイント:Web版の第257話までで、魔軍四天王について答えが出ていない点を挙げます。
・三人はいつ封印から出たのか。封印を解いたのがヴィルフレイだというのは、ノアとガゼルの結論です(第179話)
・四天王は自分たちがベアルの一部だと知っていたのか。三人は封印石を見て魔王のものだと気づき、ゼンとシェラハは自分たちの死で主が目覚めると知っていたように見えます。ただ、「余の一部」「分身」「分体」と言うのはベアルとロイドだけです
・ガンジートは祠を狙っていたのか。第183話の計画に祠は出てこず、「大立ち回り」の隙に封印を壊したというのは残る四天王の見方です(第186話)
・融合が解かれたあと、三人の核はどうなったのか(第231話以降)

書籍版・漫画版・アニメでの魔軍四天王

書籍版(講談社ラノベ文庫)

講談社の書籍7巻(2023年12月1日発売)の紹介文は、ロイドがヴィルフレイを倒したあと「その様子を遠く見つめる者たちがいた。それは魔軍四天王のほか3人。実は彼らには、学園にこだわる理由があった、それは彼らの悲願ともいえる、魔族の王の復活!?」と予告しています。読者のレビューブログ「こもの読書感想」の7巻レビューは登場人物にガンジート、ゼン、シェラハを挙げており、三人との戦いは7巻に収められているとみられます。

漫画版(マガジンポケット)

漫画版は、2026年10月24日配信の第226話「大いなる魔術師の片腕」の時点で、学園編に入ったところです。四天王のうち、読者資料で本編への登場を確かめられるのは、スタンピード編の終盤で漫画オリジナルの人物イクシオンの体を乗っ取ったヴィルフレイで、読者の感想ブログ「BLACK SWAN 2nd GIG」によると第225話の時点では、ヴィルフレイ率いる魔族の一団が学院に入り込んでいます(ヴィルフレイの記事を参照)。

残る三人について、同じブログによると、漫画版第215話「魔軍侵攻」(2026年5月23日)では、タオとコニーの野営に現れた「吟遊紳士」の昔話の中で、魔王ベアルが率いた魔軍四天王として、旋風のゼン、剣魔のガンジード、蒼のシェラハ、緋のヴィルフレイの名前が出ます。「剣魔」はWeb版にもあるガンジートの異名(第184話)ですが、ゼンの二つ名は違います(カナは同ブログの表記で、漫画本編では未確認)。三人については、この昔話までしか読者資料で確かめられていません(第226話は未確認)。

マガポケのキャラ人気投票(漫画版の読者投票)の公式結果画像(第3回は上位10位、第4回は49位まで)に、四天王の名前はありません。どちらも漫画版が学園編に入る前の投票です。

TVアニメ

TVアニメは第2期(2025年7〜9月放送、第13〜24話)の教会編まで放送され、魔軍四天王は登場していません。2026年10月26日時点で、公式サイトのニュース一覧に第3期の発表は見当たりません。

Web版の物語の全体像はWeb版ストーリー全ネタバレ解説にまとめています。

まとめ

  • 正体:魔軍四天王は魔王ベアル直属の四人。ベアルは「余の一部」と呼び、ロイドは身を分けた分体と見る。魔力はベアルの一割程度(ロイドの見立て)
  • 過去:数百年前の魔軍進撃でウィリアム=ボルドーに封印された
  • 翠のガンジート:天魔一刀流の剣魔。ダンカンの体で襲ったが、シルファの剣とレンの薬に敗れた(第185話)
  • 黒のゼン:四天王最速の槍使いで、正直すぎる武人。ビルギットに捕まり、最後はシュナイゼルの姿のロイドに倒された(第188〜193話)
  • 蒼のシェラハ:流水演舞で周囲を魅了するしたたかな踊り手。ロイドには効かず、光武・術式刀で斬られた(第192〜193話)
  • 最期と影響:ゼンとシェラハは自分の胸を貫いて消滅し、ベアルがコニーの体で目覚めた(第194話)。三人の核は第215話の融合に使われたが、融合が解かれたあとの行方は第257話まで書かれていない