【転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます】アルベルト(CV 堀江瞬)ネタバレ解説|第二王子の実力と王位継承、ロイドへの期待、倒れた病と最新話

転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めますは、魔術を愛する第七王子ロイドを主人公にした謙虚なサークルのWeb小説です。そのロイドに第3話から目をかけ続けているのが、九つ上の兄で第二王子のアルベルト=ディ=サルームです。城でも指折りの魔術師で、王位継承の最有力候補と噂される人物ですが、弟のこととなると追跡魔術まで仕掛ける心配性でもあります。
この記事では、原作のWeb版(小説家になろう版)の本文をもとに、アルベルトの立場と実力、ロイドに目をかける理由、第233話で倒れた病、ロイドが受け継いだ「人を頼れる人間になれ」という言葉、最新話での様子までを整理します。
ネタバレ警告:この記事はWeb版の第1話から最新の第257話までの重大なネタバレを含みます。TVアニメは第2期(第24話)の教会編まで、漫画版は2026年10月24日配信の第226話の時点で学園編の途中です。
この記事の基準:話数と台詞は、小説家になろう版(作品コードN5657FV)の本文で確かめたものです(2026年10月26日に全257話を取得)。書籍版・漫画版・アニメは公式の紹介文・あらすじで確かめられる範囲に限り、最後の節で分けて扱います。
アルベルトの立場と現在(結論)
- 立場:サルーム王国の第二王子で、ロイドの九つ上の兄。第3話では「王位継承権も第二位」、学園編ではビルギットから「次期王位継承者第一候補」と呼ばれ、第233話では国の内政を一手に担う
- 実力:城でも屈指の魔術師(第4話)。魔獣狩りでは火系統最上位魔術『焦熱炎牙』を放ち、大暴走では第五部隊を率いた。人の話を聞いて場をまとめるのが得意
- ロイドとの関係:第3話の時点ですでにロイドを気にかけており、射撃場でロイドの魔術を見て、自分が王になったときの力になると小声で期待を口にする。ただしロイドの本当の実力は知らない
- 病:第233話で倒れ、第六王子リオンが臓器不全と見立てて薬で治した(第234〜235話)。原因はリオンの見立てではストレス
- 現在:天宙城編で魔術部隊を率いてムカデの群れと戦う(第256話)。第257話には登場しない
アルベルトと周囲の人物の関係をまとめたのが図1です。

基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前の表記 | アルベルト=ディ=サルーム(第24話の名乗りなど)。ロイドは「アルベルト兄さん」、ディアンは「アル兄」と呼ぶ |
| 立場 | サルーム王国の第二王子。上位の王子として王になるための教育を受け(第4話)、十数人の近衛を持つ(第20話) |
| 初登場 | Web版第3話「兄も何か企んでます」 |
| 外見 | 金髪で背の高い美男子(第3話)。町の女性から黄色い声が上がる(第23話) |
| ロイドとの関係 | 九つ上の兄(第3話)。地の文は「兄姉の中で一番俺を可愛がってくれている人」と書く(第150話) |
| 能力 | 火系統の魔術(『火球』『炎烈火球』『焦熱炎牙』)、追跡魔術、『飛翔』。政務・経済・馬術・絵(ディガーディアをデザイン)・ダンス |
| 率いる部隊 | 魔剣部隊(第47・63話)、私兵隊(第129話)、大暴走の第五部隊(第141話)、天宙城編の魔術部隊(第256話) |
| アニメの声優 | 堀江瞬(TVアニメ公式サイトのキャスト) |
第二王子の立場と王位継承
アルベルトの王位継承についての言い方は、話によって変わります。初登場の第3話では「サルーム国の第二王子で王位継承権も第二位」と紹介され、その後は「王位継承最有力候補と噂されている」(第38・97話)、ビルギットの言葉では「次期王位継承者第一候補」(第151話)となり、第233話の地の文は「次期王位継承候補筆頭にして国の内政を一手に賄う、この国になくてはならない人である」と書いています(図2)。

継承の順位が変わったとは、本文のどこにも書かれていません。はっきりしているのは第一王子シュナイゼルの考えです。大暴走の終盤、第一王女クルーゼは、シュナイゼルが掃討戦をアルベルトに任せたのは兵の心を集めさせるためだと明かします。シュナイゼルも「次の王位はアルベルトに任せるつもりだ。故に今からこうして根回しをしているのだ」と認めました(第148話)。一方で第235話の地の文は、シュナイゼルとアルベルトを「この二人が王位継承権の最有力候補だ」と並べています。
ロイドは第35話で、父王チャールズから次期王位継承権を与えようと言われて断っています。このときアルベルトは「ロイドとの王位争いは僕としても脅威ではありますが、相手がロイドなら負けてやむなし」と賛成していました。
魔術師・指揮官としての実力
城でも屈指の魔術師
チャールズはアルベルトを「城でも屈指の魔術師」と呼び(第4話)、クルーゼは「サルーム随一の魔術師と謳われたおぬし」と言います(第125話)。大暴走でアルベルト隊の副官になったサイアス=ロー=レビナントも、シルファの説明では「魔術師としてはアルベルト様に次ぐ実力を持つと言われて」いる人物でした(第129話)。
見せ場は第22〜35話の魔獣狩りで、『炎烈火球』で魔獣ベアウルフを倒し、魔人パズズには火系統最上位魔術『焦熱炎牙』を放ちました。ロイドは「確かアルベルトは上位魔術まで使えなかったはずだが、いつの間に身に着けたのだろうか」と驚いています(第30話)。アルベルトは魔力切れで膝をつき、「はは……全ての力を出し尽くしてしまったな……魔力が限界だよ。」と笑いますが、炎の中から無傷のパズズが現れ、「我は魔人。人間の魔術など効かないのですよ」と嗤いました。パズズを倒したのはロイドで、ロイドは自分も気絶していたとごまかしています(第34話)。
人を動かす力
本文が繰り返し描くのは、魔術よりも人をまとめる力です。ロイドの地の文は「この人は自らの力を過信せず、適材を適所に配置するのがとても上手いのだ」(第126話)、「こういう人の心の機微を汲み取ったりなんかはアルベルトが上手い」(第147話)と書きます。宰相たちの争いを、本格化する前に双方の話を聞いて収めていたとも書かれています(第166話)。
大暴走では、家督を継げない貴族の三男・四男を集めた私兵隊に、手柄を立てれば報酬が待っていると語って士気を上げました(第129話)。副官サイアスがロイドの兵を自分の隊へ引き抜いたときは「調べがついている」と見抜き、戦後に審議を問うと告げています(第133話)。
失敗と弱点
失敗も描かれます。魔獣狩りのあと、チャールズは近衛だけを連れて行ったことを「些か軽率だった」と叱りました(第35話)。大暴走の後には、物資の手配を商会に丸投げしたことをビルギットに責められ、床に座らされて「ったく王族としての自覚が足りんで!」と言われます(第150話)。それでも、利益を掠め取るのが経済の基本だと言う姉には「それでも僕は人を騙すような真似はしたくありません」と言い返しました(第158話)。
ロイドに目をかける理由
第3話の独り言
第3話の地の文は、射撃場の場面より前に「アルベルトは何故か俺をよく気にかけてくれる。」と書いています。その射撃場の的当てで、ロイドはわざと的の縁をかすめていました。アルベルトは「ロイドが放った魔術は全て的に命中している。しかも一番小さな九番にな。」と見抜き、小声でこうつぶやきます。
「今のうちにこうして仲良くしておけば、僕が王位に就く頃にはきっと大きな力になってくれるだろう」
ロイドには「よく聞こえないが……ま、いいか。」で済まされた一言です。その後も、付与魔術の練習用に近衛たちに剣を百本以上集めさせ(第20〜21話)、ロイドの付与を見て「我が弟ながら何という才能。」と驚きます(第22話)。第3話の独り言は打算にも読めますが、教会の事件のあとには、信徒が一声で集まるロイドの影響力を「ふ……っ、ぞっとしないな。兄として鼻は高いけれどね」と誇っています(第94話)。
本当の実力には気づいていない
アルベルトは真相に近づいても、別の答えで納得してしまいます。ロディレント合金は「ロイド、お前がレンちゃんに入れ知恵したんだろう?」と推理しますが、実際は合成までロイドがやっていました(第99話)。第233話でもグリモが「ロイド様の真の実力を兄君たちが知ったら度肝を抜かしちまいやすからね」と言っており、Web版の第257話まで、アルベルトがロイドの本当の力を知る場面はありません(ロイドの前世と強さの理由はロイドのネタバレ解説で扱っています)。
過保護な兄
大暴走が迫る第124話、アルベルトは「実はロイドが城の外に出たらわかるように追跡魔術をかけていたのさ」と明かします。ロイドが国の危機を知れば飛び出していくと読んでいたからで、今回は「如何にロイドと言えどあまりに危険すぎる」というのが理由でした。ロイドが気づかないほど巧みな術式だったと地の文は書いています。
学園へ向かう道中では、出発から半日もたたないうちに城の政務を心配し、ロイドに「結構心配性なんだよなぁこの人は。」と思われます(第153話)。禁じられたダンジョンへは監視役としてついて行き(第180話)、捕らえた魔軍四天王ゼンから情報を引き出す役は「ロイドにはまだ早い。ここは僕たちに任せてくれ」と引き受けようとしました。ロイドの地の文は「アルベルトがこんな顔をする時は自分が全てを背負う覚悟をしている時だ。」と書き、ビルギットは「手が震えとったやないか。」と見抜いていました(第189話)。当のロイドは、兄たちの世話焼きを内心「正直ちょっと……いやかなりうっとおしい。精神的に重いのだ。」と感じています(第216話)。
人間関係(アルベルトから見た兄弟と仲間)
兄弟姉妹それぞれの人物像は個別の記事に譲り、ここではアルベルトとの関係に絞ります。
- シュナイゼル(第一王子):アルベルトが目標にする兄。アルベルトは「シュナイゼル兄上に追いつこうと必死の日々ですよ。」と言う(第235話)
- ビルギット(第二王女):大暴走の資金を貸した姉で、学園では夜に家庭教師を務める(第158話)。叱責を「厳しく見えるけど、本当は優しい人なんだよ」と受け止める(第150話)
- ディアン・ゼロフ(第四王子・第三王子):ゴーレム作りでは仲の悪い二人の間に入る(第97話)。学園へ行くアルベルトの政務を代わり、ディアンは「アル兄にはいつも世話になってるからな」と言う(第151話)
- タオ:アルベルトを「イケメン」と慕い、食事に誘う冒険者(第28・63話)。タオが探していたロベルトは、ロイドが自分とアルベルトの姿を混ぜて化けた姿だった(第11話。タオ=ユイファのネタバレ解説)
物語での歩み
第3話から天宙城編までの主な出来事を、話数順に並べたのが図3です。

魔剣部隊とロードスト事件(第38〜65話)
アルベルトは、留学から戻った鍛冶師の第四王子ディアンにロイドを紹介し(第38話)、二人で魔剣を量産して部隊に配る計画を進めます(第47〜48話)。この魔剣部隊が初めて実戦に出たのが、ロイドが城を抜け出して南のロードスト領へ向かった第63話です。ロイドが魔族ギザルムを倒したあと、アルベルトの指揮で騎士たちが魔剣から魔術を放ち、魔人兵士を焼き払いました。
帰りの馬車でアルベルトは、元暗殺者を部下にするというロイドに「しかし部下の失態の責任は必ず上に返ってくる。」と迫り、剣に手をかけます。レンたちが外でひざまずいて嘆願すると剣から手を離し、「少しロイドの覚悟を試しただけだよ。可愛い弟に剣を向けるはずがないだろう?」と笑いました。城に戻ると、チャールズはロイドを褒めてロードスト領を任せます。ロイドは「どうやらアルベルトが俺のしでかした事を色々とねじ曲げていいように伝えてくれたようである。」と気づいていました(第64話。レンのその後はレンのネタバレ解説を参照)。
教会編と錬金大祭(第69〜123話)
Web版の教会編で、アルベルトは事件の場にいません。ロイドの教会通いを人脈作りと勘違いして喜び(第69話)、事件の後に「あぁ、ロイドの仕業だなってね」と見抜いて、「困った時はこの兄を頼るといい」と言いました(第94話)。
ゴーレム作りでは工房を建て、ディアンと職人、第三王子ゼロフを集めます。のちのディガーディアの外見も「実はこのゴーレム、僕がデザインしたのさ」とアルベルトの作でした(第97話)。錬金大祭のあと、バートラムの女王シルビアがロイドを呼び出したときは付き添い、「それ以上の話をするにはロイドはまだあまりに幼い。」と割って入っています(第123話)。
大暴走と第五部隊(第124〜149話)
大暴走では、シュナイゼルとクルーゼが戦場から戻るまでの準備をアルベルトが担いました。軍議では魔物の群れが七つ、「合計およそ百万」と報告し、集められる兵は「無理して三十万」と答えます。クルーゼに「自らの分を弁えているのはおぬしの良い所じゃぞアルベルト」と褒められると、「僕如きの采配で大軍を動かす勇気がないだけですよ」と返しました(第126話)。
シュナイゼルの推薦で、ロイドはアルベルト隊の副官に任命されます(第128話)。大陸門の布陣では「そして後方、予備隊としてアルベルト率いる第五部隊が置かれた。」とあり、シュナイゼルはこの隊を「遊撃」とします(第141話)。門が内側から破られそうになった第147話では、アルベルトが軍師マルスやシルファとともに駆けつけます。大勢が決したあと、アルベルトは「今から掃討戦を開始する。この地から魔物どもを一匹も残すな!」と号令をかけました(第148話)。
学園編(第150〜197話)
第150話のあと、アルベルトはビルギットに言われてロイド、シルファ、レンとともにウィリアム学園へ行き、経済科で学びます(第151・154話)。ロイドが仲の悪いノアとガゼルの兄弟に悩んでいると、二人の話をよく聞き、互いの感情を「ほんの少しだけ良いように曲げて」伝えることを繰り返してからお茶会を開くよう助言しました(第166話)。ヴィルフレイの乱入でお茶会が途中で終わると、アルベルトが知人に声をかけて回り、ビルギットの手配で盛大なやり直しが開かれます(第178話)。学園祭ではビルギットを手伝い(第187話)、ダンスパーティでは審査員を務めました(第192話)。
サルーム野外ライブフェスの司会(第207〜215話)
ビルギットが大演奏会を提案すると、アルベルトは失敗すれば王家の信用に関わると心配しますが、企画書を読んで納得します(第207話)。地の文はこのフェスを「ビルギットが企画し、アルベルトが舞台を整え、ディアンたちが参加し盛り上げているお祭り」とまとめています(第209話)。当日は燕尾服にマイクで司会を務め(第212話)、ロイドを「我らがサルーム第七王子、今回は作曲まで行ったという超可愛い我が弟!」と紹介し、巨大楽器に改造されたディガーディアを呼び出しました(第213話)。演奏のあと、アルベルトたちは感激のあまり意識を失っており、魔王ベアルが復活した場面を見ていたのはロイドだけでした(第215話。ベアルについては魔王ベアルの正体ネタバレ解説で扱っています)。
第233話で倒れた病とリオンの治療
第九部の幕開けとなる第233話で、アルベルトは朝の挨拶を交わした直後に倒れます。直前にロイドは「心労からかアルベルトの顔色があまりよくないように見える。」と感じていました。病室に残ったロイドは「もしアルベルト兄さんがいなくなったら俺に大量の面倒事が降りかかってくるだろうからな。本当に心配だ」と言い、グリモに照れ隠しだと笑われます。治癒魔術は病巣まで活性化させることがあるため、ロイドは手を出せませんでした。
そこへ医療大国アセンブラで五年学んだ第六王子リオンが帰国し、「臓器不全を起こしているな。病巣は恐らく腹の辺りか。原因は恐らくストレス、アルベルト兄さんは色々抱える性格だからな」と見立てます(第233話)。地の文は「医者たちでもわからなかった病巣の位置にすぐ気づくとは。」と驚いています。薬の原料である此岸草の実は手に入らない時期でしたが、リオンは念のため調合していた丸薬を取り出し、「内臓系全般、特にストレス系の症状によく効く薬だ。」と言って投薬を始めさせます(第234話)。
数日後に意識を取り戻したアルベルトは、まずロイドに「お前が僕を運んでくれなければあのまま手遅れになっていたかもしれない。ありがとう」と礼を言いました。倒れている間に戦場から戻って内政を代わったシュナイゼルは「アルベルト。お前はしっかり者だが少々一人で頑張りすぎる節がある。王を目指すなら少しは周りに頼れ」と諭します(第235話)。すぐ仕事に戻ろうとしたアルベルトはリオンに止められ、兄弟姉妹そろっての健康診断を受けます(第236話)。これを見たロイドが、皆の長生きの秘訣を求めてエルフの国へ向かうのが第九部の流れです。
「人を頼れる人間になれ」の意味(第252話)
アルベルトの言葉が物語を動かすのは、本人のいない場面です。エルフの少女フィオナ(第238話から登場)は、自分の正体と使命を打ち明けられずに苦しんでいました。第252話、ロイドは、自分が好き放題できるのは兄や姉のおかげだと話し、こう続けます。
「アルベルト兄さんがよく言ってたよ。『人を頼れる人間になれ』とね」
「人に頼られる、ではなくてですか?」と聞き返すフィオナに、ロイドは「あぁ、人を頼れるということは自分のやるべきことがわかっているからだ。やるべきことの為に人を頼れる程の信念を持てと言うことなのさ。」と説明しました。話を聞いたフィオナは涙を流し、「たすけて、ください……!」と、自分が世界樹の力で作られた人形であることを告白します。
Web版の本文には、アルベルト本人がこの言葉を口にする場面はありません(本文を「人を頼れる」で検索すると、出てくるのはこの第252話の場面だけです)。言葉はロイドの記憶として紹介され、意味の説明もロイドの口から語られます(アルベルト自身がそう説明したのかは書かれていません)。ロイドはほかにも、上に立つ者は下々の手本になれ(第178話)、部下に任せたものを後から奪うな(第249話)という教えをアルベルトから聞かされたと振り返っています。
最新話(第257話)時点のアルベルト
天宙城編では、空に現れた天宙城を見上げ(第253話)、墜落したゼロフのもとへ救助隊を出し、シュナイゼルや周辺国の首脳陣との会議を続けます。王都に兵百足の群れが迫った第256話では「アルベルト率いる魔術部隊、ルゴール率いるゴーレム部隊の魔力砲が火を噴き、ムカデを吹き飛ばしていく。」と書かれ、シュナイゼルの指揮のもとで街を守りました。2026年10月26日時点の最新話である第257話「潜入、天宙城。前編」には登場しません。物語全体の流れはWeb版ストーリー全ネタバレ解説にまとめています。
考察:アルベルトに残る謎
考察ポイント:Web版の第257話までで、答えが出ていない点を挙げます。
・頼れと教えた兄が、頼れずに倒れた。アルベルトはロイドに「困った時はこの兄を頼るといい」と言い(第94話)、ロイドに頼られると張り切る人物です(第178話、ビルギットの話)。その本人が一人で抱え込んで倒れ、シュナイゼルに「少しは周りに頼れ」と言われました(第235話)。「人を頼れる人間になれ」を言っていたのが病の前か後かは書かれていません
・『焦熱炎牙』をいつ覚えたのか(第30話)。ロイドが増幅を二倍に書き換えた魔剣の効果は描かれますが(第21・28話)、最上位魔術を使えた理由は説明されていません
・第3話の「王位継承権も第二位」と、のちの「第一候補」「筆頭」の関係。順位が入れ替わったのか、噂や評判としての言い方なのかは書かれていません
・ロイドの本当の実力を知る日が来るのか。第233話の時点でも、グリモは兄たちが知ったら度肝を抜かすと言っています
書籍版・漫画版・アニメでのアルベルト
書籍版(講談社ラノベ文庫)
講談社の紹介文では、6巻(2022年12月2日発売)に「第二王子であるアルベルトやメイドのシルファ、レンとともに学園へと向かうロイド」とあります。9巻(2025年4月2日発売)の紹介文は「第二王子アルベルトが倒れた!」で始まり、リオンが急いで戻って治療し、無事に快復すると書いています。
漫画版(マガジンポケット、作画 石沢庸介)
漫画版2巻(2021年2月9日発売)の紹介文は、付与魔術を施した武器を携えて「第二王子アルベルト、メイドのシルファと共に『魔獣狩り』へと出陣!」と、魔獣狩りの章を予告しています。大暴走を大きく脚色した「スタンピード編」では、第五部隊長は漫画オリジナルのイクシオンです(22巻の紹介文)。漫画版は2026年10月24日配信の第226話の時点で学園編の途中で、Web版の第233話にあたる病の場面までは進んでいません。
TVアニメ
アニメでアルベルトを演じるのは堀江瞬です。公式サイトの紹介文は「周囲は気付いていないロイドが持つ魔術の高い才能を見抜いており、将来は自分の助けになる人物になると期待している。」と書き、第3話の独り言に通じる人物像です。公式のあらすじでは、第4話で魔獣狩りへ向かい、第2期の第19話で教皇暗殺を警戒して神官の見張りを指示し、第20話ではロイドに国王とともに空間転移で避難させられます。Web版の教会編ではアルベルトは現場にいないので、Web版より役割が増えています(アニメ第2期の教会編は漫画版の構成に沿っています)。
人気投票
マガジンポケットの第4回キャラ人気投票(2025年5月実施、漫画版の読者投票)で、アルベルトは356票の14位でした。第3回(2024年)の結果は公式の画像に10位までしか載っておらず、そこにアルベルトの名前はありません。
まとめ
- 立場:サルーム王国の第二王子でロイドの九つ上の兄。第3話では王位継承権第二位、のちに「第一候補」「筆頭」と呼ばれ、シュナイゼルは次の王位を任せるつもりでいる
- 実力:城でも屈指の魔術師で、魔剣部隊や大暴走の第五部隊を率いた。魔術以上に、人の話を聞いて場をまとめる力が描かれる
- ロイドとの関係:第3話の時点でロイドを気にかけ、射撃場で魔術を見て、王になったときの力になると期待を口にする。追跡魔術まで仕掛ける心配性だが、ロイドの本当の実力は知らない
- 病:第233話で倒れ、リオンが臓器不全と見立てて薬で治した。シュナイゼルには「少しは周りに頼れ」と諭される
- 言葉:ロイドが覚えている「人を頼れる人間になれ」は、第252話でフィオナが助けを求めるきっかけになった
- 最新話:天宙城編で魔術部隊を率いてムカデの群れと戦う(第256話)。第257話には登場しない
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