この記事は、10分程度で、ウィッチャー原作小説、全巻(約3,000ページ)読まないとわからない、エピソードを知ることができます。
こんにちは!
軽い気持ちで読み始めたら、一巻の厚さが緩いミステリーの倍以上あってなかなかたった5巻を読み終えることができなかった・・・ぼくです!
ともあれ、ウィッチャーサーガ5部。全五巻読み終わりました。
なので、これからしばらくは原作本についての記事を上げていこうと思うのですが、まずはドラマの時に習って全体のまとめ記事を先に書いてしまおうと思います。
ウィッチャー原作小説の結末
ウィッチャー原作の結末をまとめます。
結末は正直、人によって定義は違うかと思いますが、まあ、バッドエンドということでよいと思います。
唯一目的を果たせた視点人物がいるとすれば、イェネファーだけだったのではないでしょうか。
少なくとも、他の二人ーーつまりゲラルトとシリラーーは望んだ未来を手に入れることはできませんでした。
いろいろあって。
やっとまた三人で一緒に過ごす時間を持つことができると思ったところで、
ゲラルトは死に、イェネファーが死んでしまいます。
※ゲームで「生きてんじゃん!」は考慮せず、原作小説だけの話をしてます。
そして、シリラはコントロールできるようになった<源流>の力を使い、ゲラルトとイェネファーとともに、時空のかなたへ消えて行くのでした。
という結末です。
その後、時空を渡る能力をえたシリラは、いろいろな世界を渡り歩いているようで、
アーサー王の世界にも現れ、ガラハドと一緒にキャメロット城を目指す・・・といったところで、原作小説は幕を閉じます。
このエンディング。
作者は、このあと、どうしたくて、どのような意図でこんな唐突なラストにしたんですかね。
だって、結局のところ、例の予言についても言及されず、終わっちゃうわけなんですから。
※だからゲームで回収された、ということなのかもしれません。
原作小説の前日譚は、Netflixドラマ版で!
ウィッチャー原作小説のあらすじ
超まとめあらすじなので、細かい表現やエピソードは大幅に省いています。
起
ウィッチャー原作小説1巻:エルフの血脈
ゲラルトはシリラをケィア・モルヘンに連れて帰り、ウィッチャー少女として育てることにします。
トリスの力を借りて、訓練して行くも、限界があり、メリテレ寺院に預けることにしました。
メリテレ寺院では、イェネファーがシリラの先生となり、女性としての所作や、魔法について教えました。
最初は反目していた二人ですが、親子のような強いきずなで結ばれます。
二人はサネッド島で行われる会議に出席するため、メリテレ寺院を後にします。
承
ウィッチャー原作小説2巻:屈辱の刻
道中、ふたりはゲラルトと合流します。
ゲラルト、イェネファー、シリラの三人はサネッド島の会議に出席しますが、穏便にことは進みませんでした。
ヴィルゲフォルツによる反乱が起こり、3人はまた別々の道を歩むことになりました。
負傷したゲラルトはブロキロンの森。
イェネファーは囚われの身になり幽閉、行方不明に。
シリラは暴走したポータルを抜けて、砂漠に放り出されます。
ウィッチャー原作小説3巻:炎の洗礼
ゲラルトは新しい仲間たちと、ダンディリオン(ヤスキエル)とシリラを探す旅を続けます。
ライリアとリヴィアの女王メーヴを救い、ゲラルトは騎士(リヴィアのゲラルト)となりました。
エルフの魔法使いフランチェスカから解放され、イェネファーは女魔法使い結社の一員として会議に参加します。
しかし、ゲラルトとシリラの現状を知ると、結社のルールを破り、脱走。スケリッジ島へと向かうのでした。
シリラは<ネズミ>の一員として盗賊としての生活にも慣れてきました。
しかし、そんなシリラに殺し屋ボンハートの魔の手が忍び寄るのでした。
転
ウィッチャー原作小説4巻:ツバメの塔
ゲラルトはシリラを探すために、ヴィルゲフォルツの刺客を退けつつ、ドルイドの住処へ向かいます。
そして、ドルイドのウィッカーマンに焼かれ、ウィッチャーメダルを失います。
イェネファーはヴィルゲフォルツに捕まり、拷問されます。
シリラはボンハートに<ネズミ>共々打ちのめされ、捕まります。
闘技場で見せ物にされた後、脱走しますが、重傷を負います。
ヴィソゴタという隠者に助けられ、彼から<ツバメの塔>の話を聞き、
ボンハート、リエンス、モリフクロウの追跡を退け<ツバメの塔>を目指します。
※モリフクロウ:ニルフガード勢力
※リエンス:ヴィルゲフォルツ勢力
※ボンハート:独立勢力
結
ウィッチャー原作小説5巻:湖の貴婦人
シリラは<ツバメの塔>からエルフの世界に迷い込みます。
<源流>の力が覚醒し、昔(2巻)助けたユニコーン(リトルホース)と時空を超えた旅に出ます。
様々な世界を渡り歩いた末、ゲラルト、イェネファー、シリラは合流し、ヴィルゲフォルツの野望を打ち破ります。
しかし、そこにエムヒル率いるニルフガード軍が現れます。
エムヒル=ダニー(シリラの実父)は、シリラを一度捕縛するが、シリラとの会話を通して、シリラを解放し、ゲラルトとイェネファーの命も奪わず、その場を去って行きました。
すべてが終わって。
それでも結社は3人の自由を認めませんでした。
結社にとってシリラをーーイェネファーの娘にしてヴェンガーバーグのシリラをーー手に入れた今からこそ、はじまりだからです。
最後の別れを告げるため、イェネファーとシリラはリヴィアにいるゲラルトの下を訪れると、暴動に巻き込まれ、ゲラルトは瀕死でした。
助けようとするイェネファー。
しかし、助けることはできず、ゲラルトが命を落とします。それに合わせたかのように、イェネファーも死にました。
シリラは、ふたりの遺体をユニコーンとともに運び、<源流>の力で世界から姿を消すのでした。
ウィッチャー原作小説超まとめ感想
読んだ人向けの感想を書きます。
ぜひ、皆さんも一読して、感想を分かち合ってくれると嬉しいです。
とても個人的な感想からいうと、「イェネファー以外に出番少ないね」
後、ドラマ版の直後くらいスタートなわけですが、小説版のイェネファーの方が、ドラマ版より達観している気がします。
もう少し、気持ちも見た目も、ドラマ版は若い感じがしますね。
良くも悪くも子どもの印象です。
後、ずっと1巻エルフの血脈からゲラルトはパパみが強いわけですが、トゥサンにいったあたりからは、ゲーム版のゲラルトに近い気がしますね。
ゲーム版のウィッチャーに近いといえば、トゥサンでのサキュバスに関する依頼。
あとは、ドラマ版1話終わりのはじまりのレンフリとストレゴボル間の争い、レッサーイービル(小さな悪)ら辺でしょうか。
あと印象的だったのは、ボンハートですかね。
想像以上に強キャラでした。
強さはそうですけど、キャラクターもすごく立っていました。
が、シリラとの関係性が、殺し屋ボンハートがゲームオブスローンズのサンダー・クレゲインで、シリラがアリア・スタークのイメージが似てたなあ、パクリとかではないですけどね。1999年に描かれているので。どちらかといえば、ゲームオブスローンズの方が同時期かあとですよね?
ラストで、シリラは世界を超越する力を手に入れたわけですし、せっかくなのでスピンオフじゃんじゃか作って欲しいですね。
よくあるパターンだと、名探偵ウィッチャーとか、ウィッチャー学園とかですかね。
妄想はつきませんが、今日はこの辺で。
了