幻想水滸伝 STAR LEAPは、KONAMIのスマホRPGです。この作品では、一部の敵が「険悪化魔法」「全体険悪化魔法」という技を使います。攻撃を受けた味方は「険悪」という状態になり、タイムライン上で条件を満たしていても連携に参加できなくなります。連携は、味方を4人以上続けて行動させてまとめてダメージを与える、この作品の戦闘の要です。本記事では、険悪化魔法の中身、険悪になったときの影響、この技を使う敵と出現場所、対策の考え方を整理します。

2026年10月3日時点の資料で確認できたことは、次の4点です。

  • 険悪化魔法は、ダメージと険悪の付与がセットになった魔法攻撃。プレ氏のデータで確認できた2種(へんする大者・いさかう者)では、威力20で、追加効果として険悪を成功率100%で付与する。単体版と全体版がある
  • 険悪の効果として資料にあるのは「連携に参加できなくなる」こと(電撃オンライン)。何行動で解除されるか、解除・予防する手段があるかは、確認した資料には書かれていない
  • この技を使うのは「ねいする者」「いさかう者」「かしづく者」「へんする者」「よみする者」の5種と、その「〜する大者」版(Kaiden.ggのモンスター図鑑)。5種とも智属性で、剣が弱点、闘が耐性
  • 主な出現場所は蜃気楼の塔「五行の間」20階、討伐依頼8-10・9-10、異境の宝求の一部の開催回。このほか、第3章のテンリュウ初戦では、テンリュウが戦闘開始時に味方全体へ険悪を付与する(攻略サイト2件の掲載)

注意:KONAMI公式のサイト・告知には、険悪の説明が見当たりませんでした。本記事の内容は電撃オンライン・Kaiden.gg・プレ氏(playershi.com)・Gamerchなどの攻略サイトの掲載内容をもとに整理したもので、数値には出典名を付けています。持続時間や解除方法など、どのサイトにも書かれていない項目は「未確認」と明記し、推測で補っていません。

険悪化魔法とは:ダメージと「険悪」がセットの魔法攻撃

険悪化魔法は敵専用の技です。プレ氏の異境の宝求 歴代データには、敵ごとの使用技が細かく載っています。そこから険悪化魔法の中身を抜き出すと、次のようになります(図1)。

険悪化魔法の中身と、険悪になった味方への影響の図
図1:険悪化魔法の中身と、険悪になった味方への影響(プレ氏のデータ・電撃オンラインの解説から整理)
技名対象(こちら側から見て)種類・属性威力追加効果
険悪化魔法味方1人(データ上の表記は「中距離・敵単体」)魔法・使う敵の五行属性20険悪を付与(成功率100%)
全体険悪化魔法味方全員(データ上の表記は「中距離・敵全体」)魔法・使う敵の五行属性20険悪を全体に付与(成功率100%)

表の値は、プレ氏のデータにある末曜の境のボス「へんする大者」(風属性の魔法)と、七曜の境・末曜の境の道中に出た「いさかう者」(火属性の魔法)の掲載値です。どちらも威力20・成功率100%で同じでした。ほかの3種(ねいする者・かしづく者・よみする者)の威力と成功率は、Kaiden.ggの図鑑には載っておらず、確認できていません。プレ氏のデータでは、追加効果は「状態異常15付与」と番号で書かれていて、「険悪」の文字はありません。本記事では、技名と電撃オンラインの説明から、この状態異常15を険悪と判断しています。また、プレ氏のデータは付与の効果をまとめて「状態異常」と呼んでいます。ただし、同じデータは敵の「ターゲット指定」も「状態異常」の付与として書いているので、この表記だけでは、ゲーム内で険悪が「状態異常」に分類されているとは判断できません。

属性は、使う敵自身の五行属性になります。いさかう者(火)の険悪化魔法は火属性、へんする大者(風)の険悪化魔法は風属性です。

なお、プレ氏の回避と命中の検証記事は、へんする大者の険悪化魔法・全体険悪化魔法を「回避できない攻撃」に分類しています。ほかの4種の険悪化魔法も回避できないのかは、この記事では扱われていません。

「険悪」状態の効果:連携に参加できなくなる

険悪の効果を説明している資料は、確認した範囲では電撃オンラインの戦闘システム解説だけでした。同記事は、状態変化の一覧で険悪を「連携に参加できなくなる」と説明し、本文でも「険悪状態になったキャラは、タイムライン上の配置条件を満たしていても連携に参加できません」と書いています。

連携は、タイムライン上に味方が4人以上続いたときに発動できる追撃です。電撃オンラインによると、参加人数が多いほど倍率が上がり、1人目の105%から1人ごとに5%ずつ増えて、10人目以降は150%になります。険悪の味方は、この連携の輪から外れてしまいます(図2)。

連携の条件と、険悪の味方がいるときの違いの図
図2:連携の条件と、険悪の味方がいるときの違い(電撃オンライン・神ゲー攻略の説明をもとにした概念図)

険悪の状態は、バトル画面右側の「戦況」で確認できます。電撃オンラインは、戦況では段階強化・段階弱化や状態異常なども見られると説明しています。

資料では確認できなかったこと

電撃オンライン・GameWith・神ゲー攻略・Kaiden.gg・Gamerch・プレ氏を確認しましたが、次の項目はどのサイトにも書かれていませんでした。

  • 持続時間:何行動で自然に解除されるのか、戦闘終了まで続くのか
  • 解除方法:状態異常を回復する技や支援技・アイテムで治せるのか
  • 予防方法:状態異常を無効にするパッシブ・装飾品・封印球で防げるのか。Kaiden.ggの装飾品・紋章一覧には、険悪を防ぐ効果は載っていない
  • 連携以外への影響:険悪の味方が通常攻撃・紋章技・奥義・支援技を普段どおり使えるのか
  • 連携の人数の数え方:険悪の味方が並びに入っているとき、残りの味方で「4人連続」が成り立つのか、険悪の味方を挟むと連続が途切れるのか

段階強化・段階弱化については、電撃オンラインが「行動回数の経過によって解除される」と説明しています。しかし、この説明が険悪にも当てはまるという根拠は見つかりませんでした。本記事では、険悪の持続時間を推測では書きません。

険悪化魔法を使う敵5種と弱点

Kaiden.ggのモンスター図鑑で、使用技に険悪化魔法がある敵は次の5種と、その「〜する大者」版です(図3)。名前はすべてひらがなで、「〜する者」という形にそろっています。

険悪化魔法を使う敵5種の属性・弱点・耐性・出現場所の図
図3:険悪化魔法を使う敵5種と出現場所(Kaiden.ggのモンスター図鑑・蜃気楼の塔ページの掲載から整理)
敵属性弱点(+50%)耐性(-25%)使用技(図鑑掲載)
ねいする者雷・智剣・土闘・水険悪化魔法・全体険悪化魔法・通常攻撃
いさかう者火・智剣・水闘・風険悪化魔法・全体険悪化魔法・通常攻撃
かしづく者水・智剣・雷闘・火険悪化魔法・全体険悪化魔法・通常攻撃
へんする者風・智剣・火闘・土険悪化魔法・通常攻撃
よみする者土・智剣・風闘・雷険悪化魔法・全体険悪化魔法・通常攻撃

5種には分かりやすい共通点があります。

  • 武器属性はすべて智で、剣が全員の弱点、闘が全員の耐性
  • 五行の弱点は1種ずつ違い、雷→土、火→水、水→雷、風→火、土→風と、それぞれの五行に有利な属性が弱点になっている
  • Kaiden.ggの図鑑のステータスでは、物攻が10前後と極端に低く、魔攻が高い。攻撃の中心は険悪化魔法を含む魔法と考えられる

「〜する大者」版(ねいする大者・いさかう大者・かしづく大者・へんする大者・よみする大者)も、Kaiden.ggの図鑑では使用技が険悪化魔法と全体険悪化魔法の2つです。属性・弱点・耐性は通常版と同じです。大者版の出現場所は図鑑には書かれておらず、確認できたのは後述する末曜の境のへんする大者だけです。

出現場所とコンテンツ別の注意点

蜃気楼の塔「五行の間」20階

5種がまとまって出るのは、蜃気楼の塔の五行の間です。Kaiden.ggの各階層ページによると、どの部屋も20階(ボス階)に、虎系の敵2体と一緒に「〜する者」が2体出ます。五行の間は、その部屋の属性のキャラだけで挑むコンテンツです(GameWithの蜃気楼の塔ページ)。部屋の属性が「〜する者」の五行の弱点と一致しているので、属性の面では有利な組み合わせになっています。

部屋開放曜日20階の編成(Kaiden.gg)
五行の間「火」火曜日・日曜日風虎 Lv.50、へんする者×2 Lv.47、風虎 Lv.47
五行の間「水」水曜日・土曜日赤虎 Lv.50、いさかう者×2 Lv.47、赤虎 Lv.47
五行の間「雷」金曜日・日曜日ブラックタイガー Lv.50、かしづく者×2 Lv.47、ブラックタイガー Lv.47
五行の間「土」木曜日・土曜日ホワイトタイガー Lv.50、ねいする者×2 Lv.47、ホワイトタイガー Lv.47
五行の間「風」月曜日・日曜日虎 Lv.50、よみする者×2 Lv.47、虎 Lv.47

普遍の間(属性制限なし)では、32階にねいする者×2(Lv.42)、43階にいさかう者×2(Lv.48)が出ます(Kaiden.gg)。

討伐依頼8-10・9-10

Kaiden.ggの討伐依頼ページでは、8-10「扉の道」と9-10「深き薄明の森」の最後に、よみする者が出ます(8-10はLv.36、9-10はLv.41)。どちらも同じ顔ぶれで、アルミュール×2・クリスタルシールドと一緒です。よみする者は剣・風が弱点です。討伐依頼の危険度と周回の考え方は討伐依頼の危険度と消費スタミナの記事にまとめています。

異境の宝求(七曜の境・末曜の境)

異境の宝求は、開催回ごとに敵の顔ぶれが変わります。プレ氏の歴代データ(取得できた開催回のみ)では、次の回で険悪化魔法を使う敵が出ていました。

  • 末曜の境 2026年8月14日〜17日、9月18日〜21日:ボスが「へんする大者」Lv.50(智・風、HP 8,676、弱点は剣・火)。HPが50%以下になると攻撃力80%上昇と速2段階強化が1回発動する「魔性激高揚」と、段階弱化を最大2回まで無効にする「弱化無効」を持つ
  • 七曜の境 2026年8月15日〜22日:道中に「いさかう者」Lv.44×3
  • 末曜の境 2026年8月21日〜24日:道中に「いさかう者」Lv.42×3

へんする大者がボスの回は、9戦すべてで連携に頼る組み方をしていると、最後に全体険悪化魔法で連携を止められる可能性があります。末曜の境の部隊編成は108星だけで末曜の境を攻略する記事、異境の宝求そのものの仕組みは異境の宝求の攻略記事で解説しています。

フィールド・ダンジョン

Kaiden.ggの図鑑によると、ねいする者・いさかう者・かしづく者はシャンピアのダンジョン「虹の湯 四秘湯」(Lv.39)とダンジョン1011(Lv.39)に出ます。いさかう者はロッカクの森とダンジョン1012(Lv.42)にも出ます。

第3章のテンリュウ初戦(全体険悪)

険悪化魔法とは別に、パッシブで険悪を付けてくるボスもいます。Gamerchのテンリュウ初戦(3章1話4節)の攻略と、ネイ氏のブログ「テンリュウの攻撃を25回耐え切る編成と攻略法」は、この戦闘のテンリュウが「全体険悪」(戦闘開始時に敵全体=こちらの全員に険悪を付与)を持つと書いています。Gamerchは「全体険悪により連携発動もできない」として、奥義や削り技で無理にアンバランスを狙う必要はないとしています。この戦闘は25行動を耐えれば終わる耐久戦なので、連携を使えない前提で、守護と回復を中心に組む戦い方が紹介されています。

なお、ネイ氏が別記事で紹介している、同じ第3章の別のテンリュウ戦のパッシブ一覧には、全体険悪がありません。幻闘「災禍の如き羅刹」のテンリュウが険悪を付けてくるかは、確認した資料には書かれていませんでした(攻略は幻闘テンリュウ攻略の記事を参照)。

対策の考え方

考察:ここから先は、上で確認した仕様と敵のデータから組み立てた考え方です。険悪を解除・予防する手段が資料で確認できていないため、「険悪にされる前に倒す」「険悪にされても困らない組み方にする」の2方向で整理します。

1. 剣属性と五行の弱点で先に倒す

5種とも剣が弱点で、五行の弱点も1種ずつはっきりしています。剣キャラと、その敵の五行の弱点を突けるキャラを入れておけば、ダメージとバランス値の削りを両立しやすくなります。電撃オンラインによると、弱点属性での攻撃はダメージが50%増え、対応するバランス値も削れます。アンバランスにすると敵の次の行動は最後尾に回るので、険悪化魔法を撃たれる前に倒し切る、または撃つまでの時間を稼ぐ狙いが立てられます。

末曜の境のへんする大者はHP 8,676・物防と魔防が1,188(プレ氏)と硬く、さらに「弱化無効」で段階弱化を2回まで無効にします。防御ダウンを入れる前に、弱化無効の回数を消費させる順番も考える必要があります。

2. 連携に頼り切らない組み方にする

全体険悪化魔法を受けると、味方全員が連携に参加できなくなるおそれがあります。険悪化魔法を使う敵が出ると分かっている戦闘では、連携の倍率を前提にした火力計算ではなく、奥義や単発の高火力技で削れる組み方にしておくと、連携を止められても計画が崩れにくくなります。ただし、険悪の味方が奥義を普段どおり使えるかは確認できていないため、この考え方は「険悪でも奥義などが使える」場合に成り立ちます。テンリュウ初戦で攻略サイトが「連携が使えない前提で耐える」組み方を紹介しているのも、同じ考え方です。

3. 回避で避けることは期待しない

プレ氏の検証では、へんする大者の険悪化魔法・全体険悪化魔法は回避できない攻撃です。回避率を上げる装備で険悪化魔法をかわす、という対策は、少なくともへんする大者には使えません。

4. 魔防でダメージ部分を抑える

険悪化魔法は魔法攻撃なので、魔防を上げればダメージ部分は抑えられます。ただし、これはあくまでダメージへの対策です。魔防や属性耐性で険悪の付与そのものを防げるかどうかは確認できていません。

未確認の項目まとめ

項目2026年10月3日時点の状況
険悪の効果連携に参加できなくなる(電撃オンライン)。公式の説明文は見当たらない
持続時間・自然解除未確認
解除・予防の手段未確認(味方の技・装飾品・封印球で険悪に触れた記述は見つからない)
連携以外の行動への影響未確認
連携の「4人連続」の数え方未確認
状態異常か状態変化か電撃オンラインは状態変化の一覧に掲載。ゲーム内の正式な区分は未確認
ほかの幻闘・ストーリーのボステンリュウ初戦(全体険悪)以外は未確認

まとめ

険悪化魔法は、ねいする者・いさかう者・かしづく者・へんする者・よみする者の5種(と大者版)が使う魔法攻撃です。ダメージに加えて「険悪」を付与し(確認できた2種では威力20・成功率100%)、険悪になった味方は連携に参加できなくなります。持続時間や解除方法は、2026年10月3日時点で確認した攻略サイトには書かれていませんでした。

対策として確実に言えるのは、5種とも剣が弱点で、五行の弱点もはっきりしていることです。蜃気楼の塔の五行の間20階、討伐依頼8-10・9-10、へんする大者がボスの末曜の境で連携が止まって困ったら、剣と弱点の五行で先に倒す、連携に頼らない火力を用意する、の2点から編成を見直してください。

参考にした情報源