【転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます】ギザルム(CV 島﨑信長)ネタバレ解説|ジェイドの体を奪った魔族の正体、聖王による復活、魔王の座を狙う最新話まで

転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めますは、魔術を愛する第七王子ロイドを主人公にした謙虚なサークルのWeb小説です。ギザルム=レーイル=ヴァルヘンヴァッハは、暗殺者ギルドのリーダーだったジェイドを殺してその体を奪い、ロードスト領を支配していた魔族です。ロイドの『虚空』で消し去られたあと、聖王の魔曲でよみがえり、今度は魔王の座を狙って聖王と手を組みます。
この記事では、原作のWeb版(小説家になろう版)の本文をもとに、ギザルムの正体、ジェイドの体を奪った経緯とロイドとの戦い、復活の仕組みと「縛り」、魔王の座を狙う理由、最新話での動きまでを整理します。
ネタバレ警告:この記事はWeb版の第55〜65話(ロードスト領主邸の事件)と、第199話から最新の第257話までの重大なネタバレを含みます。ロードストでの戦いは、TVアニメでは第9〜12話(第1期)にあたります(公式サイトのあらすじによる)。よみがえったあとのギザルムは、アニメ(第2期まで)には出てきません。
この記事の基準:話数と台詞は、小説家になろう版(作品コードN5657FV)の本文で確かめたものです(2026年10月26日に全257話を取得)。書籍版・漫画版・アニメとの違いは最後の節で分けて扱います。
ギザルムの正体と現在(結論)
- 正体:大陸の外にある魔界の魔族。自分を「誇り高き魔族」(第60話)、「魔界の貴族」(第204話)と呼ぶ
- ジェイドの体:空間転移の「ノロワレ」だったジェイドを殺して、体と能力、記憶を奪った。ジェイドの仲間だった暗殺者ギルドの面々を領主邸に呼び寄せ、その体を配下の魔人の依り代にしようとした(第59話)
- 最初の最期:最強の技『黒死玉』をロイドの『虚空』で打ち消され、空間転移の出始めに『虚空』が開く術式で腕を、最後に胴体を飲み込まれて消滅した(第61〜63話)
- 復活:聖王の魔曲「よびだしのうた」でよみがえる(第201話。名前が出るのは第204話)。聖王に逆らうと体が霧散しはじめ、ロイド以外への攻撃を封じる「縛り」もかかっている。ただし地の文はこの縛りを「比較的軽いもの」と説明し、力量差が大きいと効き目が弱まる(第208・220・245話)
- 目的:魔界を出てきた理由は「魔王になる為」。融合の術式を封じた魔石を手に、神になろうと決めた聖王と、互いを利用し合う同盟を結ぶ(第232話)
- 最新話:名前が出る最後の場面は第252話。遠くからロイドを覗き、ロイドの周りの人間は「奴の力を封じるのに使えそう」だと高笑いする。第256話には名前の出ない声と「黒い影」があり、第257話には登場しない
ギザルムと周囲の人物の関係をまとめたのが図1です。

基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前の表記 | ギザルム=レーイル=ヴァルヘンヴァッハ(第60話の名乗り)。ロイドは第204話で「ギムザル」と言い間違え、聖王は第208話から「ギザギザくん」と呼ぶ |
| 立場 | 魔界の魔族。よみがえったあとは聖王と行動を共にする |
| 初登場 | 第58話(ジェイドの姿で領主邸の階段を降りてくる)。名乗るのは第60話。よみがえった姿は第201話(名前は出ない) |
| 外見 | ジェイドの体は「黒く長い髪、そして漆黒の瞳を持つ青年」(第58話)。本体は霧が集まったような実体のない姿(第59話)。よみがえったあとは長い黒髪の長身の男(第204話) |
| 一人称・口調 | ロードストでは「僕」、よみがえったあとは「俺」。人間を「豚」と見下し、ロイドを「クソガキ」と呼ぶ |
| ロイドとの関係 | 第62話でロイドに倒された相手。よみがえったあとも「あのガキをぶち殺す」ことを狙う(第232話) |
| 能力 | 念じるだけで大気中の魔力を操る魔族の力。奥の手は『黒死玉』。ジェイドから奪った空間転移を、よみがえったあとも使う(第245話) |
| アニメの声優 | 島﨑信長(日本語版Wikipediaが出典に挙げる、アニメ公式Xの2024年6月10日の投稿による)。ジェイドと同じ声優 |
正体:魔界の貴族を名乗る魔族
魔族は、大陸の外側、大海の彼方の魔界に住む一族です。第60話の地の文は「人類の歴史に時折現れては大きな爪痕を残しては気まぐれに姿を消す、そんな災害のような存在だ」と説明しています。グリモによれば、魔人には一級から十級までの格があるものの、「一級の魔人を百人集めたって、魔族には手も足も出やしねぇ。言うなれば魔人は平民、魔族は王侯貴族って感じでさ」。魔人は魔族にとって「ただの奴隷」だといいます(第60話)。
名を問われたギザルムは「僕の名はギザルム=レーイル=ヴァルヘンヴァッハ。そこの魔人が言っていた通り、誇り高き魔族だよ」と名乗り(第60話)、よみがえったあとも「俺は魔界の貴族、ギザルム様だぞ!?」と身分を口にします(第204話)。
ジェイドの体を奪い、ロードストを支配(第55〜59話)
始まりは、第55話の終わりに暗殺者ギルドへ届いた「ジェイドより」の手紙でした。第56話でレンが読み上げた中身は、ロードスト領主になったので皆を迎えたい、というもので、ロイドは手紙を届けた力が「間違いなく空間転移によるもの」だと見抜きます(第56話)。領主邸の宴に現れた黒髪の青年は、すがるレンに「おやおやこの豚は、一体誰に許しを得て発言をしているんだい?」と返して魔力の圧で押し潰し、「――キミたちを従えていたジェイドは死んだ。僕が殺してその身体を奪ったのさ。その能力、記憶も当然僕のものだ」と明かしました。手紙も、体に残ったジェイドの記憶で書いたものでした(第59話)。
ジェイドを狙った理由は「彼は非常に変わった『ノロワレ』でね。僕はそれが欲しくて遠路はるばるここまで来たんだよ」。ギルドの名をかたった事件は「僕が眠っている間」にジェイドが仲間を遠ざけようとしたのではないかと推測したうえで、「もはやジェイドの意識は完全に僕の中に沈み、この身体は完全に僕のものになったんだよ」と笑います。兵士たちは配下の魔人に体を乗っ取らせたもので、「能力の試しがてら国の一つ二つ潰して帰ろうと思ってね。今日はその前夜祭というわけさ」。暗殺者ギルドを呼んだのは「その身体」が目的で、相性の良いノロワレを配下の魔人の依り代にするつもりでした(第59話)。第96話の地の文は、ロードストを「以前人間に化けていた魔族が支配していた」土地と振り返っています。ジェイドとレンの側から見た事件はレンのネタバレ解説で扱っています。
ロイドとの戦い:『黒死玉』と『虚空』(第60〜63話)
最初の攻撃は、指先から伸びる黒い光でした。魔力障壁が自動で展開されず、ロイドがよけた光を受けた兵士は心臓だけが止まって死にます。グリモの説明は「魔族ってのは大気中に存在する魔力を念じるだけで自在に操る……恐らく『死ね』とでも念じたんでしょうな」。続く魔力の槍は、物理で貫く槍に心臓を止める力を重ねたもので、ロイドの心臓は一度止まりますが、事前にかけていた『蘇生』で立ち続けました。「……その力、思ったより単純だな」と言われ、ギザルムのこめかみには青筋が浮かびます(第60話)。
怒ったギザルムは辺り一帯の魔力を集め、「僕の全魔力を乗せた『黒死玉』、こいつは全てを亜空間に飲み込む僕の最強の技だ」と放ちます。ロイドがぶつけたのは空間系統魔術『虚空』でした。誰もいない海の上で『虚空』どうしをぶつける試し撃ちをしていたロイドは、二つが「互いに喰らい合い何も起きずに対消滅してしまう」ことを知っていたのです(第61話)。
周りの魔力は他所から流れ込み、実体のない体に魔術は効かず、射程の短い『虚空』は当てにくい。ギザルムは魔法陣をまとい、腕だけを空間転移させて死角から魔力球を撃ち始めました。ジェイドから奪った能力です。ロイドは吸魔の剣で転移の術式に触れて吸収・解析し、うずくまって攻撃を浴びながら、転移の出始めを感知すると腕の現れる場所に『虚空』が開く術式を組みました。腕を失ったギザルムは「術式は簡単なものでも数日がかりで組み上げるようなもの。たった数十秒で出来るような事ではない!」と取り乱し、胴体に『虚空』を受けて吸い込まれます(第62話)。戦いの流れは図2のとおりです。

チリのように消えていくギザルムを見送るロイドの耳に、「ありがとう、レンを、皆を頼む」という声が届きます。声の主は書かれていませんが、ロイドは読み手に優しい術式だったことから「これだけの術式を組み上げるとは……ジェイドか。一度話してみたかったな」と思いました(第63話)。
能力と技
- 念じて魔力を操る:術式を介さず、大気中の魔力に命令を乗せて飛ばす。自動展開の魔力障壁をすり抜ける(第60話)。押し潰す圧、刃、槍、魔力球にもなるが、ロイドの見立てでは効果は単純なものに限られる(第59〜62話)
- 『黒死玉』:周囲一帯の魔力を凝縮し、全てを亜空間に飲み込む最強の技(第61話)
- 空間転移:ジェイドの能力を術式と組み合わせて使う(第62話)。よみがえったあとも、聖王が「キミの空間転移ってば本当に役立つねぇ」と言う(第245話)
- 弱点:周りの魔力を使い切ると、しばらく大技を撃てない。『虚空』に飲まれた部分は元に戻らない(第62話)。本人は「神聖魔術は魔族唯一の弱点」と考えている(第232話)
よみがえったあとの力は前より増しています。第208話のギザルムは「燃え沸るような力の奔流、以前の自分とは明らかに違う」と感じ、第220話では天界の監獄の壁にいくつも穴を開けました。
人間関係
ロイド:自分を倒した「忌々しいガキ」(第201話の地の文)。ロイドの側は名前もうろ覚えで、第242話では「仮にまた襲ってきたとしても、今の俺なら瞬殺出来るしどうでもいいか」と考えています。主人公の歩みはロイドのネタバレ解説にあります。
ジェイドとレン:レンがのちに完成させた「人に取り憑いた魔人だけを殺す薬」は、ジェイドが魔族に体を乗っ取られたときに何もできなかった悔しさから生まれたもので、レンは「あの時、使えなかった薬だよ」と言います(第185話)。第242話のロイドは、聖王にギザルムのことを聞きそびれたあと、「ここにはレンがいる。辛い記憶を蘇らせてしまうかもだし、わざわざ触れる必要もないか」と深追いをやめました。レンとよみがえったギザルムが顔を合わせる場面は、第257話までありません。
聖王・サリア・ベアル:聖王はギザルムをよみがえらせた張本人で、ギザルムは聖王を「ボケナス」(第220話)、「神の犬コロ風情」(第245話)とののしりながら行動を共にします。弾けなくなったサリアには助言をしています(第210話)。第232話の「今の魔王は弱い」は、名前は出しませんが、聖王が第204話で「今代の魔王」と呼んだベアルを指していると読めます。第215話でも、ベアルの回復に手を貸した聖王に「何故魔王の復活に手を貸した」と問いただしています(魔王ベアルの正体ネタバレ解説を参照)。
物語での歩み
初登場から最新話までの動きを話数順に並べたのが図3です。ロードストの事件のあと、ロイドは吸い取ったジェイドの術式で空間転移も使えるようになりました(第71話)。ギザルム本人は第201話まで出てきません。

聖王の魔曲でよみがえる(第201〜208話)
第201話の冒頭、闇の中で一人の男が棺桶から起き上がります。名前は出ませんが、「僕が君を生き返らせた本人だよ」と言う青年が「断るならもう一度虚空に返すだけなんだけどねぇ?」と告げると、男の体はさらさらと崩れはじめ、男は「気に入らん……が、いいだろう。不愉快ではあるが貴様の企みに乗ってやる」と応じました。
第204話、聖王の歓迎祭の最中にベアルが空間の裏側に張った結界の中で、聖王が魔曲『へいわのうた』でベアルを動けなくします。ロイドが音を遮る結界で演奏を止めようとすると何者かに相殺され、闇から長身の男が現れました。ロイドに「ギムザル……!」と呼ばれた男はずっこけ、「ギ・ザ・ル・ムだ! ……相変わらずムカつくクソガキだぜ」と返します。
仕組みが分かるのは第208話(聖王とギザルムだけの場面)です。聖王が使ったのは「ターゲットに因縁深い存在を魔力により具現化させるという魔曲」の『よびだしのうた』で、ロイドと因縁のある敵を味方に付けるつもりが、なぜか魔族が来たといいます。ギザルムは、聖王に逆らおうとすると「即座に身体の霧散が始まる」ことから、なんらかの縛りを入れられていると考えています。
サリアへの助言と天界の牢獄(第210〜220話)
第210話、ピアノが弾けなくなって悩むサリアの背後に、影に包まれた「黒い男」が現れ、「貴様の原点、そこにヒントがあるかもな」と助言します。理由を問われると「ふん、勘違いするな。これは俺の為だ」と言い、サリアの才が埋もれるのが惜しいと思っただけだと答えました。第215話で聖王に「君だってあのメガネっ子に助言なんかしていたじゃあないか。魔族ぅ~?」とからかわれ、「……気まぐれだ」と答えているので、男はギザルムだと分かります。サリアがこの助言をきっかけに立ち直るまでは、サリアのネタバレ解説で扱っています。
第220話では、天界の牢獄で拷問を受ける聖王のもとに現れ、拷問官の首があらぬ方向へ折れ曲がるほど蹴り飛ばしますが、殺すことはできず、「……ふん、あんな雑魚すら殺れんとは。対象以外への攻撃を封じるとかいうこの縛り、鬱陶しいことこの上ないな」とこぼしました(「対象」には「クソガキ」とルビ)。聖王は、役目を終えた危険な魔族は虚空へ戻すべきだと考えながらも、勘に従ってそのままにしておきます。
魔王の座と融合の魔石(第232話)
天界での事件のあと、神への信頼を失って悩む聖王の前に、ギザルムが黒い宝玉を持って現れます。「あぁ、魔石と言ってな。この中には融合の術式が込められている」。地の文によると、この魔石は始祖の魔王から受け継がれて融合をグラトニーに伝えたもので、力を恐れたグラトニーが神の宝物庫に隠していました。なぜ知っていたのかには「……正直なところ俺にも何故だかわからんのだがな。魔王になるにはこれが必要だと思ったのだ」と答えます。
続けて「元々俺が魔界から出てきた理由は魔王になる為だからな」と明かし、「今の魔王は弱い。……まぁ単純な戦闘力はそれなりにあるのだろうが、精神的にぬるすぎる。あんな奴が魔界を統べる王であってなるものか。だからその座、俺が貰い受けようと思ってな」。魔王の資格となる『物語』はあるのかと聞かれても「いいや。別に」で、「俺は俺のやりたいようにやり、その結果魔王の座を頂くだけだ」と言い切ります。この言葉で、聖王は神が信じられないなら自分が神になればいい、と決意しました。
同盟の中身は化かし合いです。聖王はギザルムを利用して神になろうと考え、ギザルムは内心で、聖王を融合で取り込めば「神聖属性への抵抗もできる」、魔曲も「魔王の座を得るのに……そしてあのガキをぶち殺すのに、大いに役立つはずだ……!」と考えます。「手を貸せ聖王、貴様の力が必要だ」「いいとも。相互協力といこうじゃないか」と手を打ち合わせた二人を、地の文は「互いの黒い腹の内を薄々理解しながらも……」と締めくくりました(第232話)。ロイドの側は同盟を知らず、ジリエルはギザルムについて「流石に還したのではないか?」と言っています。
世界樹と第252話の「影」(第242〜252話)
第242話の場面にギザルムはいませんが、第245話では、ロイドが世界樹のダンジョンの壁に穴を開けて転移したあと、遙か後方から見ていた聖王とギザルムがすぐに続きました。ギザルムは聖王の真横に衝撃波を叩きつけ、「この程度の縛りで俺を使役しているつもりだとしたら……貴様の命、そう長くはないぞ」とすごみます。地の文によると、ギザルムへの縛りは「『ロイドを除く他者への攻撃を封じる』という比較的軽いもの」で、力量差が大きければ効果も弱まり、「子犬用のリードで猛獣を繋いでいるに等しい」。聖王は頬を切られても笑って口笛で応じ、ギザルムは「……よかろう。まだ殺さないでおいてやる。貴様が俺を楽しませてくれる限りはな」と矛を収めました(第245話)。
第252話の最後、ロイドがフィオナの毒入りのお茶を平然と飲み干す場面を、「空間を隔てた遥か遠くから影が覗いていた」。影は「周囲の人間、か……なるほど、奴の力を封じるのに使えそうじゃあないか。クク……フハハハハハッ!」と笑い、本文は「高笑いをする影――ギザルムだったが」と明記しています。地の文は「力を封じられたことにより、彼の術式は皮肉にも進化していた」とも書いており、本文は「力を封じられた」と書くだけですが、縛りのことと読め、それがかえって術式を磨いたことになります。
最新話(第257話)時点のギザルム
天宙城編の第256話、ムカデの群れがサルームに迫る場面で、聖王が魔曲『あやつるうた』で虫たちを同士討ちさせます。聖王の「一つ貸しだぜロイド君」に、名前の出ない声が「貸し一つはこちらのセリフだぞ。ボケナスが」と返し、「折角見つけた奴の弱点だ。ここは温存し、しかるべき時に切り札として使うべきだろう」と続けました。攻撃の余波は「まとわり付くように動く黒い影」が打ち払っていますが、ロイドは「他にも誰かいるのだろうか?」と思うだけです。2026年10月26日時点の最新話である第257話「潜入、天宙城。前編」には、ギザルムも聖王も登場しません。
まだ明かされていない謎
考察ポイント:Web版の第257話までで、ギザルムについて答えが出ていない点を挙げます。
・第256話の声と「黒い影」。名前は出ませんが、聖王を「ボケナス」と呼ぶのは第220話のギザルムと同じで、第232話でもギザルムは「黒い影」として聖王の前に現れます。「折角見つけた奴の弱点」は第252話の「周囲の人間」の話とつながるように読めます
・混じった記憶。第208話のギザルムは「学園、炎、光の弓……?」という存在しないはずの記憶を感じ、他の魔族が混じっていると考えます。第232話では、ギザルムが融合の魔石の在りかを知っていた理由について、聖王が「彼が倒したグラトニーの記憶が混じったのかも」と考えますが、第208話の時点では、ロイドはまだグラトニーと戦っていません(天界の話は第218話から)。学園で炎の魔力体になり、光の弓『灰魔神牙』で消し去られた緋のヴィルフレイの最期とも重なりますが、名前は出ず、確定していません
・目的の語り方。第59話ではジェイドのノロワレが欲しくて「遠路はるばる」来たと言い、第232話では魔界を出た理由を「魔王になる為」と言います。二つがどうつながるのかは書かれていません
・融合の魔石の使い道と、聖王を取り込む計画。第257話までに実行されていません
書籍版・漫画版・アニメでのギザルム
書籍版:講談社ラノベ文庫の各巻の紹介文に、ギザルムの名前は出てきません。8巻(2024年7月2日発売)の紹介文に、聖王と「ともにやってきたのは、過去に大きな因縁を持つあの――!?」とある程度です。
漫画版:マガポケの配信一覧では、第28話の題名が「ロードストは乗っ取られました」、第29話が「ギザルムという災厄」、第30話が「魔族ギザルムの脅威」です。講談社の漫画4巻(2021年8月6日発売)の紹介文は、ギザルムを「魔界の王侯貴族であるギザルムは、グリモを遥かに上回る強さを見せる!」と紹介しています。漫画版でギザルムが再び現れる話数はこの記事では照合していませんが、読者の感想ブログ(BLACK SWAN 2nd GIG)によると、スタンピード編の第184話ではギザルムがレンたちの窮地に駆けつけてサタナエルと戦い、学園編の第222〜224話ではボルドー兄弟と戦っています。Web版のギザルムは、大暴走(第124〜149話)にも学園編(第150〜197話)にも登場しません。
TVアニメ:公式サイトのあらすじでは、第9話「ギザルムという災厄」で「ジェイドの肉体と空間転移の能力を奪った魔族・ギザルム」が現れ、第11話で空間転移の波状攻撃、第12話で追い詰められたギザルムが奥の手「黒死玉」を発動して決着します。Web版とは『黒死玉』と空間転移の攻撃の順番が逆です。声は、日本語版Wikipediaが出典に挙げる公式Xの投稿(2024年6月10日)によると島﨑信長で、ジェイド役と同じ声優です。
人気投票
マガポケの第4回キャラ人気投票(漫画版の読者投票。2025年5月実施、6月7日に結果発表)で、ギザルムは528票の10位でした。第3回(2024年5月実施)は、公式の結果画像に載っている10位までに名前がありません。
Web版の物語の全体像はWeb版ストーリー全ネタバレ解説にまとめています。
まとめ
- 正体:魔界の魔族で、本人いわく「魔界の貴族」。実体のない魔力の体で、人の体を乗っ取れる
- ロードストの事件:ジェイドを殺して体と空間転移、記憶を奪い、兵士を配下の魔人に乗っ取らせてロードストを支配。暗殺者ギルドの体も狙った(第59話)
- ロイドとの戦い:『黒死玉』を『虚空』で打ち消され、奪った空間転移の術式を逆に読み解かれて消滅(第61〜63話)
- 復活と縛り:聖王の魔曲「よびだしのうた」でよみがえる。聖王に逆らうと体が霧散しはじめ、ロイド以外への攻撃も封じられている。ただし縛りの効き目は弱く、第245話では聖王の頬が切れている(第208・220・245話)
- 目的:魔界を出た理由は「魔王になる為」。融合の魔石を持ち、聖王を取り込むつもりで同盟を結ぶ(第232話)
- 最新話:名前が出る最後は第252話。第256話には名前の出ない声と黒い影があり、第257話には登場しない
転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めますの関連記事
- 【転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます】グリモ徹底解説:封印書庫から蘇った古代魔人の魅力と神秘的な力
- 【転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます】暗殺者ギルド(ガリレア・タリア・バビロン・クロウ・ジェイド)ネタバレ解説|ノロワレの能力、ジェイドの最期、ロードスト領での現在
- 【転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます】教皇ギタン(CV 宮本充)ネタバレ解説|教会編の黒幕の正体、妻子を失った過去、浄化後の改心と最新話
- 【転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます】イーシャ(CV 石見舞菜香)ネタバレ解説|シスターから教皇へ、サリアとの歌とギタン事件、最新話の状況
- 【転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます】リオン(第六王子)ネタバレ解説|アセンブラ留学の本当の理由、ロイドへの劣等感と最新話での役目
- 【転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます】アリーゼ(CV 熊田茜音)ネタバレ解説|動物と心を通わせる第六王女の力、リルとの絆、最新話までの登場
- 【転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます】サリア(CV 津田美波)ネタバレ解説|音楽の天才の第四王女、イーシャとの演奏、闘争心の原点と最新話
- 【転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます】ディアン(CV 広瀬裕也)ネタバレ解説|鍛冶師の第四王子、ロイドと作った魔剣と「ロディ坊」の関係、最新話まで








